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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
百鬼夜行
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はアルドロンは力を取り戻し復活した。なぜセレーネはそんな嘘をついたのかはわからないが、ファリスさんは彼女の意のままに動かされた。

「セレーネっつー姉ちゃんは何がしてーんだ?」
「姉ちゃん?」
「一応ドラゴンですよ」

ナツさんのど天然は相変わらずなんだけどどうにも受け流すことができない。ただ、それに突っ込んだのは俺とルーシィさんだけで他のみんなは普通に話を進めていた。

「わからぬな。、そもそも本当の目的が何なのか」
「あんたはそれでセレーネにエレンティアが壊されるとビビってるってことか?」
「交渉の余地はないのですか?あなたは計画に従った。失敗はしたけど結果的にアルドロンを倒したんだし」
「ないわ」
「「「「「!!」」」」」

トウカの言葉に突然何者かの声で返答が帰ってくる。その声が聞こえた方向を見ると、そこにはネジ曲がった空間の入り口に腰を下ろし、こちらを見下ろしている女性がいる。

「私、はじめからアースランドもアルドちゃんもどうでもいいし。あははは」

あまりにも雰囲気のある彼女に言葉を失っている俺たち。そんな俺たちの後ろで震えた声でファリスさんは彼女の名前を呟いた。

「セレーネ・・・」
「こいつが!?」

どうやら今目の間にいるのが五神竜の一人であるセレーネらしい。その他とは明らかに違う存在を見てブランドもエドウェンディも戦いていた。

「ど・・・どういうことですか!?」
「エレンティア、気に入っちゃったのよ。ここに住むことに決めたの」

まるでこちらを同等の存在とは思っていないような目で見下ろしているセレーネ。そんな彼女の口から放たれた言葉にファリスさんはただただ絶望を味わっていた。

「毎日毎日ちょっとずつ人間たちを殺していくの。ほら、そうすれば魔力多すぎ問題もどうにかなるでしょ?」


得意気な表情を浮かべながらあり得ないことを宣うセレーネ。ただ、彼女が本気でそう言っているのがわかっているからか、ファリスさんは顔色も悪く、身体もますます震えている。

「私は何のためにアルドロンを・・・」
「アルドちゃん復活したら退屈なアースランドも少しは面白くなるかなって」
「初めからアルドロンを復活させるつもりで・・・」
「そうよ。でも、まさかやられちゃうなんて予想外。相当弱ってたのね」
「お前・・・」

悪びれる様子もない彼女にナツさんが怒りを滲ませている。その気持ちは俺たちもよくわかる、だって全員が同じ気持ちだろうから。

「ダメなの私・・・世界が醜く歪んでないと。この世界(エレンティア)はいいわ。歪みの素で満ちている」
「やめてください・・・」
「どう掻き乱してやろうか・・・楽しみで仕方がない」
「やめて・・・私たちの世界を壊さないで!!」

ファリ
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