暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十九話『蜘蛛の巣館を追え』
[3/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
ルだなぁ。」
内部を細かく観察しながら光太郎はどんどん奥へ向かってゆく。すると、ゆらりゆらりとおぼつかない足取りでクモ怪人が一体現れる。
「ネオゴルゴム、やはりお前達が関わっていたのか!」
光太郎が拳を構えると、クモ怪人はびっくりした様子を見せ、すぐにごめんなさいのジェスチャーをする。
「もしかして、係員さんでしたか。」
光太郎の言葉にクモ怪人は何度も首を縦に振り、肯定する。
「こちらこそ、逆に驚かしてしまいすみません。」
光太郎が頭を下げると、クモ怪人は定位置に戻るように再びゆらゆらと歩きだしていった。
「なるほど、スーツを使って怪人が現れるように演出しているのか。」
光太郎は感心しながら歩き続ける。しかし、
「おかしい。大人の歩幅なら、今頃出口に着いていないと計算が合わない。」
光太郎は外壁を沿うように歩いているにも拘らず非常口一つ見つけることさえできずにいた。
「こういうアトラクションならどこかに出口がないとおかしいはず。まさか!」
光太郎は何かに気づき、ブザーを鳴らす。すると、クモ怪人が現れ、光太郎をリタイア用の非常口へ案内してゆく。そんなとき、
(この壁の向こうから子供の声が聞こえる。もしかして、行方不明になった子供はここにいるのか!)
光太郎は鋭い聴覚から子供の泣き声を聞き取り、子供達の居場所を把握する。そして、そこから少し歩いた場所にある非常口に案内され、クモ怪人は明るく腕を振り一礼して持ち場へ戻っていった。
「よし!」
光太郎は非常口を出て廊下に出ると、改造人間としての怪力を発揮し、自身の左手側の壁を殴り、粉砕する。すると、そこには数十人の子供達が怯えるように肩を寄せあっていた。
「君達、大丈夫か!」
光太郎の存在に気づいた子供達の瞳に光が戻ってくる。そこにソフィルと受付の女性が現れる。
「よくも見破ってくれたな、南光太郎!だが、ネオゴルゴム少年活動家計画を、邪魔させはしない!」
ソフィルは怒りを顕にする。
「少年活動家だと!?子供達の自由と幸せを、お前達に奪わせたりはしない!変…身!」
光太郎の変身の掛け声とともに体組織を変化させる変身ベルト、サンライザーが出現し、キングストーンと太陽、2つのハイブリットエネルギーが全身を駆け巡り、南光太郎は、仮面ライダーBLACK RXへと変身するのだ。
「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!RX!」
「ソフィル様、ここは私に任せて、退却してください!」
RXが名乗ると、受付の女性はタランチュラ怪人へと姿を変え、ソフィルをその場から逃がす。
「行きなさい、クモ怪人達よ!」
タランチュラ怪人の指揮により、クモ怪人達はRXに飛びかかる。
「アクロバッター!」
RXの呼び声を聞き、生体マシン
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ