アインクラッド編
黒猫との再開
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団〉という名前のギルドなど見たことすらない。
一方的に相手に顔と名前を知られていることは多々あるが、こんなリアクションを取られるようなことも今までに無かった。
訝しんでいると、そこで、急に脳の奥底がちくりと刺激される感覚。
―――俺はこいつらと以前に出会ったことがある・・・・―――?
アスカの表情を見て、騒いでいた2人が落ち着く。
「ああ、ゴメン。こっちの容姿は変っちゃってるから分からないよね」
「?・・・・・・・・あっ・・・・!」
その優しい言葉使い、台詞の内容でアスカは思い出す。
ゲーム開始直後、〈始まりの街〉にて出会った女性が1人だけいた5人組のパーティー。
アスカが容姿を変えていないことを知っているはずの唯一のプレイヤー達のことを。
「・・・・・ケイタとダッカー・・・か?」
優しげな雰囲気の男と、ノリが良さそうな男を順番に指さしながらアスカが掠れた声で訊ねる。
アスカが言い当てた事に驚いたような顔をするケイタ。
「よく分かったね。アスカは見た目が全然変ってないから直ぐに分かったよ」
「じゃあ、向こうにいるのは・・・」
「うん。サチとササマルとテツオだよ。飛び入り参加で申し訳ないけど、よろしく」
それが、〈月夜の黒猫団〉のボス戦初参加の瞬間だった。
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