臨界魔法世界
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めてくださいよ。今じゃもうパパなんですから」
そう言ってナーシャちゃんを抱き抱えるエドナツさん。うっすらとわかってはいたけど、まさかこの二人が結ばれていたとは・・・
「グレイとジュビアもな」
「やぁ、久しぶり」
相変わらずのモコモコ具合を見せつけるエドグレイさん。その後ろからやってきたエドジュビアさんが連れてきた少女に俺は顔を伏せた。
「ほら、挨拶なさい。ジュレア」
「こんにちは」
エドジュビアさんに連れられてきた水色の髪をした少女はどことなく俺に似ている気がする。それに気が付いたのは俺だけじゃなかったらしくエルザさんやウェンディもこちらを見てくるので、顔をあげるにあげられない。
「はぅぅぅ////」
ジュビアさんが俺のことを子供扱いする理由がなんとなくわかってしまったことでもしかしたらグレイさんも同じようになってしまうのかと思い視線をそちらへ向けると、彼は二人の間に子供が生まれたことに恥ずかしさを覚えたらしくそのことには気が付いていなかったらしい。それを知ってホッとひと安心したのは内緒だ。
「うむ。久しいな、アデナウアー」
そんな俺の後ろから懐かしい声が聞こえて振り返る。そこにはエドラスの俺、ブランドと彼に手を握られている藍色の髪をした少年がいた。
「うわっ!!ブランドも子供できたんだ」
「ウェンリルだ。ほらアデナウアーに挨拶しなさい」
「・・・ちわ」
人見知りなのかメンドくさがっているのかわからないか軽い挨拶をしてくるウェンリルくん。それにブランドが注意しようとするが、彼はナーシャちゃんとジュレアちゃんの元へと走り去ってしまった。
「もしかして今の子って・・・」
「ウェンディとの子供だ。可愛いだろ?」
うっすらとわかっていたことではあったけど、ウェンディの問いにどや顔で答えるブランドを見て俺も彼女も顔が赤くなってしまう。すると、俺のことを後ろから抱き締めてくる女性が現れる。
「小さいシリルも可愛いわね」
その声ですぐに誰かは気が付いたが、俺は後ろを向いて確認するとそこにはエドラスのウェンディがおり、俺のことを力強く抱き締めている。その時背中に来る弾力があまりにも柔らかすぎて、俺は言葉を発することができなくなっていた。
「あれからエドラスには魔法がなくなっちゃったでしょ?だから私たちは運び屋ギルドとして活動してるの」
「運び屋といっても車もないから馬車になるんだけどな」
二人から近況報告を受けるが俺もウェンディもその内容が全然頭に入ってこない。なぜならエドウェンディの胸があまりにも大きすぎて、そちらに意識を持っていかれてしまっているからだ。
「で、どうやって来たのか、なぜ来たのかわからねーって話だったよな」
「そうなんだよ」
「王都の
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