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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第八話 あぁ!あの有名な人ですか!!……知りません by隼人
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仕事で結婚は難しいとのこと。

 まぁ、リンディが言うには「もしもの時は、海賊になってアースラかっぱらって、地球に来るわ♪」ととっても幸せそうな笑顔で言ってた。

 もしや、俺はキャプテン・リンディを生み出してしまったのかもしれない。

 まぁ、提督だしなそんな事はしないだろう…………提督だからこそ、やりそうな気もするがな……。

 
「あ、パパ!見てみて、おっきい車ー」


 なのはが言うように店の前に黒い車が止まった。
 
 リムジンだー、カッケー。

 リムジンからスーツを着た爺さんとなのはと同い年くらいの金髪の女の子が降りてきた。


「なん……だと……!?」

「ど、どうしたの?パパ」


 金髪……ん、可愛いな。


「何か嫌な予感がするの。こう、危ない方面で」


 なのはが何か言っているが気にしない。

 それより、先程車を降りた二人は翠屋の入口から入ってきた。


「いらっしゃいませー!」

「おかえ、いらっしゃいませなの」


 一瞬、おかえりなさいませ♪って言おうとしたな、こいつ。

 なのはは置いといて、客に目を合わせる。


「えっと、お持ち帰りでしょうか?」


 車を前に止めている以上、長居は出来ないだろう。


「えぇ、そうしてください」

 
 と、黒いスーツを着た白髪頭の中年が答える。
 
 その後ろに、隠れるように立っている金髪の女の子は孫かな?


「では、注文をどうぞ」

「お嬢様、どうなさいますか?」


 お嬢様?女の子はそっちの方が嬉しいのか?


「お嬢様、私の店ではチーズケーキに、いちごタルトが大変人気であり、良く売れています。当店では、早いもの勝ちという事で数に限界があり、お早めに買われた方がよろしいかと」


 うん、なんか執事っぽくていいな、これ。

 なのはが、「その発想はなかった」と言っているがスルーしておく。


「ですが、今日の所はお嬢様がお一人目のお客様でございます。今なら出来たての品をご用意できますよ」

「あ、えっと……さ、鮫島?わかんない」

「ふむ、試食は可能ですかな?」


 もちですよ。

 俺は、あらかじめに用意しておいた試食用のタルトやケーキをカウンターの小さな冷蔵庫から取り出す。

 良い感じに冷えており、美味しく食べれそうだ。


「どうぞ、お嬢様」


 と、お嬢様にタルトとチーズケーキを一口サイズにして、爪楊枝で刺したのを皿に置いて渡す。

 金髪お嬢様は悩んだ結果、どちらも食べて試食をした。


「美味しい!」

「ほぉ、これはこれは。お屋敷の者達より美味ですね」


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