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『言霊使いと幻想郷』
第六話
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ッと言った。んな事言うなよ……(汗)

 まぁそれはさておき、俺は箒を持って外に出た。



「今日は意外と落ち葉も少ないな」

 ちなみに季節は秋だが今日は昨日よりかは少ない。

「……ん?」

 その時、階段から一人の女性が登ってきた。髪の色は緑で長髪、三角帽に黒いマントを着ているな。

 参拝客……にしては変なような……。

「やぁ、あんたは博麗の者かい?」

「はぁ、一応お世話になってますけど、参拝客ですか?」

「そうだねぇ。一つお願いを受け取ってもらいたくてね」

「お願い……ですか?」

「あぁそうだよ。なに、簡単な事さ……博麗に住む奴は全員殺す事さ」

 そう言って女性は鎌みたいなのを出して俺に斬りつけようとする。

「ちょッ!? いきなり何をッ!!」

「へぇ……ただの居候にしては避けるのは上手いようだねぇ」

 こいつ……。

「いきなり何だ? 俺と霊夢はあんたのような美人には何もしてないはずだが?」

「おやおや美人とは嬉しいねぇ。だがこれでもまだ美人と言えるかい?」

「な……」

 女性の脚が消え、代わりに幽霊みたいな形になる。

「まさか……幽霊か?」

「惜しいね。正解は悪霊だよ」

 そう言って女性は星の形をした弾幕を形成する。

「さて……こいつに耐えれるかなッ!!」

「『壁』ッ!!」

 発射された弾幕に俺は言霊で五枚の壁を作る。逃げる事もあり得たけど俺の後ろは神社だ。中には霊夢達がいる。

 怪我させてたまるかよ。

 そして女性が放った弾幕は五枚の壁のうち、四枚までは撃ち抜いたが最後の壁を貫く事はなかった。

「あんたは一体何者だッ!!」

 女性にそう言ったが正面に女性はいなかった。

「いない……何処に……」

 左、右……いない。まさかッ!?

「正解だ。後ろさ」

 首を後ろに捻るとそこには俺を斬りつけようとする女性がいた。

「何でこんな神社を守ろうとするか私には分からんねぇ」

「があァッ!!」

 女性ほそう言いながら淡々とした表情で俺の背中を斬りつけた。

 くぅ……これは久々に痛いな……。

 俺は膝から崩れ落ちそうになるが何とか耐えて女性と距離をとる。

「おやおや、私も嫌われたのかね」

 女性は残念そうに言うが今は関係ない。

「それよりもさっさと殺すかね」

 女性は再び弾幕を形成する。目標は神社だ。

「逃げろ霊夢ッ!!『鉄扉』ッ!!」

 今度は鉄の壁として鉄扉を出して女性の弾幕を耐えた。

「……どうやら先に殺すのはあんたにするしかないね」

 女性は俺に目標を変えた。








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