暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
11話「フィオレ地方・フォルシティ 港町でライバル出現?!」
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ら・・・」
サトシは、不安があった。明日の試練の内容が何になるか分からない。だが、もしそれでベルアと再びバトルことになったら、そう考えるとサトシは一気に不安になった。そんなサトシを見て、ピカチュウは喝を入れた。
「ピカァ!」
「!」
「ピカピカ、ピカ。ピカチュウゥ!ピカァ!」
「あっ、ごめん。そうだな。また、そうなったら今度こそ勝とうな」
「ピカァ」
「よっし。なら、今夜はいっぱい休もう」
「ピカァ」
サトシは、ピカチュウへ右手の握り拳を近づける。
「明日、絶対達成しよう」
「ピカァ」
サトシとピカチュウは、互いに拳を当てた。
サトシ達が広場から出ていった後、ベルアとアマネによるバトルが執り行われたが、完全な真っ暗となった今の広場に、二人の影は無かった。二人のバトルは、サトシのピカチュウが治療を受けていた頃に、終了していたのだ。
今、ベルアは町の中にある繁華街を歩いていた。彼は、夕飯がてら露店で買ったものを持ち、食べ歩きをしていた。
「折角、遠くの地方まで来たというのに、大したトレーナーが少ないな」
ベルアは、そう声から漏らすと、そのままどこかへと歩いて行った。


翌日の朝。
ポケモンセンターで支度を整えたサトシ達は、朝食を済ませた後、すぐに出発しようと外へ出た。
「いよいよだな」
「はい」
サトシとマナオがそう会話をすると、サトシは後ろを振り返った。
「ピカチュウ!」
「ピカピィ!」
サトシに呼ばれたピカチュウが元気いっぱいに走り、サトシの肩へと一気に登って行った。
「気をつけてね」
彼らの後ろには、ジョーイが居た。
「ジョーイさん、ありがとうございます」
サトシは、ジョーイに礼を言った。
「一応、痛み止めを飲んだから、痛みは引いたはずよ。けど、怪我自体は完治していないから、決して無茶はさせないように」
「はい」
彼が、ジョーイからの忠告を素直に聞いて返事をすると、ジョーイの隣に誰かが現れた。
「サトシ」
「リヒト」
現れたのはリヒトだった。
「サトシ、俺の分も頑張ってくれ」
リヒトは、これから第二の試練を受けるサトシへエールを送ると共に、自分とマグマラシの挑戦する気持ちを、サトシへ託したのだ。
「ああ、必ず達成してくる!」
「ピカ!」
サトシとピカチュウは、迷いなく彼に答えた。
こうして、サトシ達は会場へ向かった。


サトシたちが、第二の試練が開催される会場へ町の中を歩いて行く途中、彼らの進む道に人混みが増えていった。
「ん?」
サトシが、周囲の人間に気付いていると。
「こいつらも、他の挑戦者みたいだな」
ヒョウリも気付いて、そう告げる。サトシ達が居たポケモンセンターから朝の内に、何名かが会場へ向かったのを既に目撃していた。今、現れているのはセンター以外
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