暁 〜小説投稿サイト〜
<ポケットモンスター トライアル・パレード>
1章「新しい旅先」
11話「フィオレ地方・フォルシティ 港町でライバル出現?!」
[3/23]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
か予選落ちだったよ」
「それでもジムバッチ8つも取ったんだから、十分凄いと思うぜ」
「そうかい。ん?もしかして、サトシはソウテンリーグに出るのか?」
「あぁ、そっちもだよ。元々、それが狙いでこっちへ来たんだ」
「そっか。俺もだ。なら、俺たちは完全にライバルだな」
「そうだな」
そうやって食事をしながら、会話を弾ませる二人。
「サトシって、すぐ誰ともで仲良くなるタイプだな」
「それが師匠の特技なのかもしれませんね」
こうして楽しい食事と会話をしていると。
「あっ。私、少しお手洗いに」
マナオは、そう言ってレストランから出て、すぐ側にある便所へと向かった。
「ねぇ。聞いた?」
「ん?」
マナオが便所へ入る直前だった。途中で、二人の女性トレーナーの会話が聞こえた。
「あれでしょ。昨日、突然この町に現れたトレーナー。なんでも強いポケモンやトレーナーに勝負を挑みまくっているって」
「そうそう。町中の強いトレーナーに挑んでは、全員を負かした上、ポケモンもボコボコにして戦闘不能にした」
「そのトレーナー達のポケモンまだここで治療中なんでしょう。本当に、怖いね」
「もし、バトルを挑まれても絶対断らないと」
「そうね」
そんな会話の内容を聞いたマナオ。
(なんか、物騒な話だな・・・)
そう思いつつ、便所に入った。
あれからサトシ達は、昼食を終えた。
「美味かった」
「ピカァ」
「さて、腹は満たしたし」
「いくか」
いよいよサトシとリヒトによるポケモンバトルを行おうと立ち上がった時だ。
すぐ側から、何かの電子音が鳴り始めた。
「「「ん?」」」
サトシ達は、周りをキョロキョロと見て回るが、どこから鳴っているから分からなかった。
「あっ、ごめん。俺だ」
リヒトは、サトシ達へそう言うと、自分の右手で左腕の袖を捲り上げた。
「おっ、懐かしいなそれ」
「それって」
ヒョウリとサトシは、彼が左腕に着けている物を見て、そう言った。
「あぁ、ポケギアだよ。旧式のだけど」
リヒトが腕に着けているのはポケモンギア、通称ポケギアと言われる携帯型端末だった。開発製造は、カントー地方のヤマブキシティに本社を置くシルフカンパニー。ポケギアには、時計機能や通話機能、マップ機能やラジオが内蔵されている。最近では、アップグレードされた新型のポケギアも出ている。今、リヒトが着けているのは、旧型である。
今リヒトのポケギアが鳴り響いていたのは、通話機能による相手から呼び出し音だった。
リヒトは、右手の指でポケギアを触ると。
「はい」
リヒトは、通話相手に出る。
『もしもし、リヒト。ミキエだけど。今、フォルシティに到着したよ』
ポケギアを通して、通話相手の声が聞こえた。声の持ち主は、女の子のもので、本人はミキエと名乗る。
「もう
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ