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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第七話 え!?パパが盗られちゃう!?こうなったら……byなのは
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「いっただっきまーす♪」

 
 みんなで合掌して料理に感謝の気持ちを込めて食した。

 
「美味しい!隼人の作る料理ってどれも良いわね」

「パパはレストランのシェフにも負けないの!」

「ほんと?それは凄いわね」


 なのはとリンディが美味しそうに朝ごはんを食べているところを見ているだけで俺の心が満腹になってゆく。

 ていうか、この二人かなり仲が良いのな。意外だわ。

 じゃあ、そろそろ良いかな。

 俺は決心し、リンディに念話を送る。


「(今から言うよ)」

「(えぇ、上手くいくと良いわね)」


 何か悪い事する二人みたいになっているが、気にしたら負けって事で良いかな。

 とりあえず、なのはが朝ごはんを食べ終わると同時に話をした。


「なのは、ちょっと良いか?」

「なぁに?パパ」

「あのな、俺がもし他の女の人と結婚するとしたら、なのははどう思う?」


 なのはがピクリと動かなくなった。

 何に反応しているのかはすぐにわかった。


「もしかして、リンディさんと結婚するの?」

「するとしたら、なのははリンディをお母さんだと思ってくれるか?」


 なのはは椅子に座った状態で下に俯いた。
 その様子を見たリンディはなのはに手を伸ばそうとした時、


「ぃ……ゃ………ぃ……ゃ………」


 小さな声がなのはから聞こえて、リンディの手が止まる。


「いや!!」


 すると、叫ぶように否定するなのは。
 それを見たリンディはなのはを落ち着かせようとするが、無駄だった。

 
「嫌だよ!パパが盗られちゃう……そんなの、嫌だよ!!」

「なのは……」

「パパだってママが居ないの寂しいと思うの。でも、結婚したら私の事いらなくなっちゃうんじゃないの?」

「そんなわけない。俺は今まで以上になのはが必要になる」

「違うもん!!」


 なのはの叫びが、高町家に響く。
 
 俺でも、なのはがこんな事を考えてたなんて思ってもいなかった。


「私は、パパだけ居てくれればそれで良いの!!」

 
 目から涙を零しながら、訴え続けるなのは。


「パパが居れば何もいらない!だから、パパが盗られるなんて絶対にイヤなの!」

 
 なのはの想いが直接俺の胸に響く。
 
 俺がなのはが好きと同じようになのはも俺の事が好きなんだ。

 だから、誰かにとられるのが嫌なんだ。

 俺と同じだ。
 俺もリンディとクライドが付き合い始めた時はそんな事を思っていた。

 二人の邪魔をしないためにも後を引いたが……。

 だから、なのはの気持ちが分かるような気
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