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仮面ライダーBLACK RX〜ネオゴルゴムの陰謀〜
第十八話『文明を喰らう嵐』
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壊して部屋を出る。
 「リシュナル!?何だその姿は!一体何をしたんだ!」
 エピメルは禍々しくなったリシュナルを見て驚く。
 「うるさい!まずはオマエからけしてヤロウか!」
 リシュナルは今までとは段違いの威力の暴風を発生させ、廊下を破壊しながらエピメルを吹き飛ばす。
 「ぐぁっ!」
 エピメルの重厚な身体が宙を舞いながら広間に叩きつけられる。
 「エピメル、何があった!」
 その異様な光景にソフィルもただごとではないと察する。
 「クリムゾンエクリプス、このチカラで、かならずライダーをたおしてミセます!」
 最早言葉遣いすら変わり果てたリシュナルを、ソフィルは憐れむような目で見る。
 「それが、リシュナルの真の隠し玉だったということか。」
 クリムゾンエクリプスはリシュナルのただならぬ状態に対しても臆することなく話しかける。
 「もうアサになった!ライダーのくびをてにいれてきます!」
 リシュナルはネオゴルゴム神殿の天井を破壊しながら市街地へ向かっていった。
 「クリムゾンエクリプス、行かせてもよろしかったのでしょうか?」
 ソフィルはこの事態を考え、クリムゾンエクリプスに問う。
 「構わぬ。あのエネルギーに、リシュナルの肉体が耐えられるとは思えぬ。RXを倒せたとしても、その頃には限界を迎えて自壊するだろう。リシュナルに命じたことは仮面ライダーBLACK RXを倒すこと。生きて帰ってこいとは一言も言っていない。大怪人を一人失うのは痛手だが、やむ無し、と言ったところだ。」
 ソフィルの問いかけにクリムゾンエクリプスは平然と答える。
 「なるほど。そういう事でしたか。」
 ソフィルとクリムゾンエクリプスのやり取りにエピメルは、次は自分がこのようになるのか、と怯えることしかできなかった。

 時刻は早朝へと移り変わり、リシュナルは目を開き破壊活動を始める。その嵐は凄まじく、本来なら明るい朝の日差しが差し込む時間であるはずの空はまるで夕刻から夜へと変わる間の如き灰色一色となっていた。
 「でてこい!でてこいライダー!」
 リシュナルは嵐で巻き上げた瓦礫をビルに叩きつけて倒壊させ、更に瓦礫を増やしてゆく。
 「リシュナル!これ以上被害は出させない!」
 そこに光太郎が駆けつける。
 「あらわれたなライダー!ワタシとタタカエ!」
 リシュナルは真空波を放ち、光太郎を攻撃するが、光太郎は受け身を取りながら攻撃を回避する。
 「変…身!」
 光太郎の変身の掛け声とともに体組織を変化させる変身ベルト、サンライザーが出現し、キングストーンと太陽、2つのハイブリットエネルギーが全身を駆け巡り、南光太郎は、仮面ライダーBLACK RXへと変身するのだ。
 「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!RX!」
 RXは名乗
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