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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第六話 私が主人公よ!!(嘘) byリンディ
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たけれど、管理局の仕事で会う機会がなかった。
 
 二度目はクライド。仕事ではいつも一緒で彼の優しさに惹かれて行って結婚した。でも……。

 三度目はまた隼人。でも、今は仕事で会えない訳ではない。私がすぐに休暇を作って、地球のこの家に来たらいくらでも会える。

 そう思うと、私はもう止まらなくなった。


「なぁ、写真撮らないか?」


 隼人とのこれからの事を考えていたら隼人が良い質問をしてきた。


「良いわね、それ。撮りましょう♪」

「じゃあ、カメラ取って来るよ」


 そう言って、またリビングを出て行く隼人の後ろ姿を見ていると……。


「行ってらっしゃい、あなた」


 思わず、心の中ではなく声に出してしまった。
 
 慌てて口を塞ぎ、隼人の方を見ていると、そのまま何処かの部屋に行ってしまった。

 もし、今の声を聞かれてたら……もしかすると……。

 そんな事をいつの間にか考えていた。

 大事な事はまだたくさんあるのに。

 それは、なのはちゃんのお母さん、つまり、隼人の奥さんはどうしているのかが知りたい。

 でも、それが切っ掛けで嫌な思いをさせてしまうんじゃないかと不安でもある。

 だけど!これだけは聞いておきたい。


「何度もすまない。持って来たよ」

「じゃあ、早速撮ろ♪」


 カメラをテーブルの前に置き、テーブルの上には食べかけのアップルパイを並べて、隼人の椅子の隣に座り、隼人がカメラのタイマーを押すと急いで私の隣に座った。

 隼人の顔を見てみると、嬉しそうに笑っている。

 それが嬉しくて、隼人に私の身体を密着させた。
 腕を組み、自分の顔も隼人の身体に密着させた。

 隼人は一瞬、ビクッとなったがすぐに元に戻った。

 すると、隼人も私の方へと身体を寄せてきた。


 パシャッ


 シャッター音が鳴り、写真が撮られる。
 私と隼人のツーショット写真が。

 
「ねぇ、一つ聞いていい?」

「何だ?」


 隼人に抱きついたままで話を始める。

 一番聞きたかった事を聞く。


「ずっと気になってたんだけど、なのはちゃんのお母さんは?」

「…………」


 黙ったまま、深く考え込むような瞳をした隼人。

 私は待った。


「(悪い、その事については念話で話させてくれ)」※「()」は念話。


 突然の念話に少々驚きながら、返事を返す。


「(良いわよ。もしかして、誰かに聞かれるとまずいの?)」

「(あぁ、すまない)」


 そうして、私はなのはちゃんと隼人のお姉さんの事を知った。

 なのはちゃんのご両親と兄妹はどこ
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