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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第82話 迷子の子供
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ましょう」


 エマと姉弟子は事件に巻き込まれたんじゃないかと話す、俺は情報を他のメンバーと共有しようと話してエステルも首を縦に振った。


 俺達はコリン君を連れてギルドに戻るのだった。


―――――――――

――――――

―――


「待てー」
「わー!」
「きゃはは!こっちこっち!」
「前を見ないと危ないですよ」


 フィーとクローゼさんが逃げるティータとコリン君と追いかけっこをしてるのを俺は微笑ましい気持ちで見ていた。


「ふふっ、愛らしいな」
「はい、子供が元気に遊ぶ姿を見てると微笑ましい気持ちになってしまいますね」
「あたし達もまだ子供だけどね」
「それは言っちゃ駄目だよー」


 ラウラ、エマ、エステル、姉弟子はそんな姿を微笑ましそうに見ていた。


 今俺達はグランセルの東街区の広場にいるんだけどあれから色んなことが起きたんだ。


 ギルドに戻るとそこにレイストン要塞でエステル達が世話になったというシード中佐がいて俺達に依頼の内容を説明してくれた。


 依頼の内容は情報収集だそうだ、なんでも不戦条約を妨害しようとする脅迫状が届いたみたいなんだ。


、最初は悪戯の可能性を考えたらしいがこの脅迫状はレイストン要塞を始めとしたリベール各地の施設に送られたらしい。


 そんな多くの場所に脅迫所を送り込むのは個人では難しいだろう、つまり集団での犯行だと考えられる。軍としても万が一の事があってはならないと判断して遊撃士協会に応援を要請したんだと思う。


 とはいえじゃあ誰が妨害しようとしてるのかは分からない、何せ容疑者が多すぎるからだ。エレボニア、カルバートを筆頭にそれとは違う多くの小国やリベール王国内でもそういう事をしようとする容疑者がいるんだ、絞れるわけがない。


 しかも王国軍は警備などで動けない状態だ、だから俺達に脅迫状が届けられた各場所に向かい情報を集めてきてほしいらしい。


 エルベ離宮、レイストン要塞を除いて7か所は回らないといけないので全員が分担して情報収集を行う事にした。


 その際コリン君の両親の事もエルナンさんに話してとりあえず一旦ギルドで預かる事になった。彼の相手は年が近いティータに任せて俺達は別れて行動する。


 それで情報収集が終わったので戻ってきたんだけどどうもコリン君が泣き出してしまったらしく俺達に遊んでほしいと言ってきたんだ。


 まだ他に掲示板にある依頼もあったのでジンさんやアガットさん、オリビエさんに任せて俺達はコリン君の相手をすることにした。


 本当は俺も依頼の方に行こうとしたんだけどコリン君は何故か俺に懐いていて俺が行こうとするとギャン泣きしたの
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