最終話 物語、大団円を迎えるのことその二
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う言ってなのだった。彼女達の歌を歌う。その歌によってだ。
勝利を収めた百万の軍勢を次から次に起こる大爆発で吹き飛ばしたのだった。その爆発の中でだ。
あちこちが黒焦げになり焼けてもしまった曹操がだ。何とか立ち上がりながらだ。
そのうえでだ。こう漏らしたのだった。
「さ、最後の最後で何なのよ」
「まさか彼等、いえ彼女達が歌うとは」
「想像していませんでした」
夏侯惇も夏侯淵もだ。何とか立ち上がりながらだ。
上空を舞いつつ歌う彼等を見てだ。そして言ったのだった。
「折角勝利を収めたというのに」
「何故ここでこうなるのか」
「訳がわかりません」
「まさか最後であの者達が出て来るとは」
「そうね。本当にね」
曹操は何とか我を保ちながら言った。
「勝って兜の緒を締めろね」
「はい、全くです」
「その言葉の意味がよくわかりました」
最後の最後でだ。この言葉を肌身で感じた戦士達だった。何はともあれだ。
戦士達は勝った。そうしてだ。
意気揚々と都に街宣してだ。そのうえでだった。
勝利を祝う宴に入った。その中でだ。
陳琳がだ。拡声の宝貝を手にだ。こう告げていた。
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