第百三十九話 群雄、戦を終わらせるのことその十二
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
世界で奴等を退けてもな」
「そうよ。あたし達の戦いはね」
「まだ続くわよ」
彼女達の戦いはだというのだ。
「けれどこの世界での戦いは終わりよ」
「そしてこちらの世界に来た彼等の戦いもね」
草薙や覇王丸、彼等のそれもだというのだ。
「長い果てしない戦いだったけれど」
「これで終わるのよ」
「よし、わかった」
その話を受けてだ。華陀はだ。
決意した顔になりだ。そしてこう言ったのだった。
「ではその戦いにこれから俺もだ」
「ダーリンもなのね」
「あたし達と一緒に戦ってくれるのね」
「ああ、やってやる!」
華陀は宣言した。今遂に。
「俺は戦う、そして」
「あらゆる世界を」
「あたし達と共に」
「病を倒す!」
彼にとって病はまさにだ。倒す存在だった。そう宣言してだ。
彼等は今はじまった果てしない戦いを見ていた。この世界が終わってもさらに続くだ。その戦いを見据えていたのだった。そのうえで彼等は決意をあらたにしていたのだ。
第百三十九話 完
2012・1・19
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ