第百三十九話 群雄、戦を終わらせるのことその七
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技が二人を撃ちだ。
全てを吹き飛ばした。その後で戦場に立っていたのは。
厳顔達だった。厳顔はその戦場を見て呟いた。
「やったのう」
「はい、私達は生きています」
「皆無事です」
魏延と馬岱がだ。その厳顔の言葉に応えて言う。
「ですが司馬師と司馬昭は」
「一体何処に」
「安心するといいわ。私達はね」
「ここにいるわ」
二人の声がした。見ればだ。
魏延達が攻撃を仕掛けたそれまで彼女達がいた場所から離れた場所にだ。二人はだ。
それぞれ立っていた。だがその全身はだ。
傷だらけになりだ。服もずたずたになっていた。髪は乱れあちこちから血が流れ滲み出ている。その二人はだ。
何とか立ち苦悶の顔を浮かべながらも憎しみに燃える目で歯を食いしばりだ。顔をあげて言うのだった。
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