読心
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も連れてくの!?」
「なんかスッキリしねぇだろ!!こいつの目的もよくわからねーし!!」
「ナツくんらしいね〜」
彼らしい行動に思わず全員が笑みを浮かべる。ただ、そんなに悠長にしている余裕はなさそうだ。
「木神竜アルドロンを封じるためにオーブを壊すって言ってたのに、オーブを壊したらアルドロンが目覚めた」
教会の外に出るとアルドロンが暴れているのか、街の崩壊がかなり進んでいる。
「ん?」
「何?あれ」
上空から音がしたためそちらに目をやると、何やらアルバレス帝国を思い出させるような艦隊がこちらに向かってきているのが目に入る。アルドロンを包囲するように現れた艦隊は魔力を溜めたかと思うと、それらを一斉にアルドロンへと向けて発射する。
「な!!なんだー!?」
「何!?この魔力!?」
「伏せて!!」
どうやらアルドロンを監視していたと思われる組織が動き出したのを見て討伐のために動き始めたらしく、今の攻撃を放ったらしい。当然それは俺たちにも向かってきているためその場に伏せ、事なきを得た。
ただ、それは俺たちだけでなくアルドロンにも通用していなかったらしく、その身体から無数に伸びた木々が上空に数多もある艦隊全てを撃ち落としていた。
「あれだけの船を・・・」
「一瞬で・・・」
しかもあれだけの攻撃も受けていることを考えてもアルドロンの強さがよくわかる。そのことに俺とウェンディは言葉を失っていたが、一人だけ的外れな人がいた。
「よくわかんねーけど、船が全部やられちまった。スゲー力だ」
「「ナツさん・・・」」
確かによくわからなかったと言われればそうなんだけど、ナツさんの場合理解しようともしていないからまたすごいんだ。誉めてないんだけどね。
「しかしまいったな、こんなでけー奴どうやって倒せばいいのか」
「滅竜魔法を打ち込み続けますか?」
敵の大きさが異次元過ぎてどうすればいいのか皆目検討もつかない。でも街の人たちは逃げれたのか、この辺に姿が見えないが救いかな。
「とにかくやるしかねぇか!!」
炎を腕に纏い大きく振りかぶるナツさん。セシリーたちの魔力が少ない今、逃げ切るのは難しい。そうなるとここはこいつを止めることが最優先になるはず。
「いくぞアルドロン!!炎竜王の崩拳!!」
ナツさんも同じ考えだったらしく拳を地面へと叩き込み攻撃を試みる。それにより周囲に爆発が起き、近くにいた俺たちも巻き込まれそうになったのは内緒です。
「ふぅ・・・」
「どうですか?」
「効いてます?」
「ダメだ、少しもダメージを与えちゃいねぇ」
地面にヒビは入っているけど、アルドロンは今の普通に動いていることからダメージが入っていないのがわかる。でも、俺たちもダメージを与えら
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