読心
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拍子で白滅が解けたらしい。それによって彼は何が起きていたのかわからない状況になっているようだ。
「クソッ!!大体の事情はわかった!!こりゃ・・・えらいことになってるぞ」
「トドメ刺したのあなたですけどね」
あそこにあるオーブを壊したのは間違いなくメストさんだろう。そういえばこの人は瞬間移動が使えるから、もしかしたら他のところでもオーブを壊しているかもしれない。
「あんたの力でみんなを集めてくれる!?」
「そうだな!!任せろ!!ナツ!!気を付けろ、そいつはーーー」
「わかってる」
彼は魔法を使って至るところに散らばっている皆さんを集めるために動いてくれる。メストさんへの魔法が解けているのなら、他の皆さんも魔法が解けてるかもだし、うまく行けばこの事態を回避できるかも。
「動かないでください」
「動き出したアルドロンもまずいけど、まずはお前からだ」
「あなたとトウカさんを分離します」
彼女が魔法を発動しないようにとすぐに動けるようにしておくが、彼女は自身の手を見ながら呆然としていると、歯痒そうな表情を見せながら目元に涙を浮かべています。
「白魔導士に操られてるみんなは元に戻ったの?」
「そうみたいだね〜」
「どういうわけか、あいつの魔法が解けたみたいね」
「それでも・・・」
ハッピーたちがそんな話をしている間も震動はどんどん大きくなっていく。建物も徐々に崩れてきており、急がないと俺たちも巻き添えを喰らいかねない。
「ウェンディ」
「任せて!!」
ウェンディはポケットに入れていた髪飾りを着けてツインテールになり、気合いを入れています。
「白魔導士とトウカを分離します。分離付加術!!」
初めて使っている魔法のはずなのに白魔導士の身体から猫が覗いてきているのがわかる。彼女もそれがわかっているからか、声を上げながら限界まで魔力を引き上げると、二人は別々の個体へと分離されていた。
「二人に別れた!!」
「すごい!!」
「よくやったわね!!ウェンディ」
その反動で意識を失っている白魔導士。ウェンディも相当魔力を使っているようで、フラフラしているので肩を貸す。
「大丈夫?」
「うん、ありがと」
顔色が青ざめているウェンディ。相当分離付加術は魔力を消耗するようで、真っ直ぐ歩くのもやっとみたいだ。
「ここも崩れそうよ」
「急がないと〜」
「早くトウカを連れて逃げよう」
「よっと」
シャルルたちもここまで急いで飛んできたことで魔力がほとんどないらしく翼が出せない。そのためハッピーがトウカを背負うと、後ろにいたナツさんが白魔導士を背負う。
「ナツ!!そいつ
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