暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーAP
北欧編 仮面ライダーRC&レジスタンスガールズ 第2話
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
な……。やはり、抵抗勢力(レジスタンス)の類か?)
(それも……俺達のことをよくご存知の、ね。見てくださいよ、変身する暇なんて与えねぇって面構えですぜ)

 互いの視線を交わし合い、そう判断した4人はそれぞれの愛銃をゆっくりと足元に置き、両手を上げて降伏の意を示す。
 彼らを取り囲んでいた銃口から、ささくれ立つような殺気が消えて行ったのは、それから間も無くのことだった。無用な殺戮を忌避している彼女達の心根が、銃身の揺らぎに現れている。

 ライダー達4人を制圧して見せた美少女兵士達は皆、廃墟の影に身を隠しながらも男達を品定めするように観察していた。
 誰もが振り返る美男子揃いであるライダー達だが、彼女達の眼に「色」は一切無い。そこにあるのは、暗澹とした「疑い」の感情のみであった。

「……奴ら、見るからに怪しいけど……ノバシェードとは違うようね。もしかしてアレが、ベイカー市長が前に話していた『仮面ライダー』って連中?」
「その割には、随分と頼りなさそうな優男ばかりだな。……いや、1人だけそうでもないのが混じっているようだ」
「どんな奴? ここからじゃよく見えない」
「迷彩柄のコートを羽織ってる大男ですね。身長はおよそ190cm、髪は茶。筋肉モリモリ、マッチョマンの変態です」

 この街の市長も全幅の信頼を寄せているという、日本の警察組織を母体とする特殊遊撃要員「仮面ライダー」。その一部である彼らを目の当たりにした美少女達は、自分達に捕まるような連中がこの街を救えるのか、と疑問の声を漏らしている。

 すると――そんな彼女達のざわめきを掻き消すように、1人の美少女が豊満な乳房をばるんっと揺らして、身を乗り出して来た。彼女こそが、この武装組織を率いている実戦リーダーなのだ。

「さて、と……オーファンズヘブンにようこそ、とでも言えば良いのかしら? 『仮面ライダー』の野郎共」

 街の開放と市長の救出を目指して抗い続けている、民間武装組織「オーファンズヘブン解放戦線」。
 その組織を統率している爆乳美少女は、引き締まった腰に手を当て、むっちりとした安産型のヒップをぷるんっと弾ませながら――冷たい眼差しで男達を見下ろしていた。

 彼女の愛銃が肩に乗せられた瞬間、柔らかな双丘がどたぷんっと弾み、甘い「女」の芳香が風に乗って宙を漂う。
 シャワーを浴びる暇もなく戦い続けて来た極上の女体には、じっとりとした汗の匂いが染み付いており、男を狂わせる濃厚なフェロモンを生み出していた。

 彼女に率いられている他の構成員達も、見目麗しい美少女ばかり。だが、その可愛らしい見た目からは想像も付かない無骨な「愛銃」の存在は、彼女達が只者ではないことを雄弁に物語っている。
 そんな美少女兵士達の様子を目の当たりにした4人のライダー
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ