特別編 仮面ライダー羽々斬&オリジンモンスターズ 第12話
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で感じていた黒死兵達も、自分達の傍らを通り過ぎて行く他のライダー達には目もくれず、倒すべき「強敵」にのみ注目している。
「……世界各地の弱者を嬲って回るとは、随分とつまらん遊戯が趣味のようだな。俺の手で、もっと楽しい戦いにしてやろう。貴様らに、楽しむ暇があればの話だが」
ズ・ガルバ・ジこと、仮面ライダーN/G-1。
「世界中の街を襲って、多くの人を傷付けて……今度はこの放送局、か。もう……ここまでだ。これ以上は絶対に、貴様らの思い通りにはさせないッ!」
天塚春幸こと、仮面ライダー炎。
「こんなに大勢で寄って来るなんて……随分とマナーのなってない出待ちね。そんなに『お仕置き』がお望みなのかしら?」
薬師寺沙耶こと、仮面ライダーヴェノーラ。
「ライダーは助け合い、ですからね……! 俺達皆の力を合わせて、パパッと片付けちゃいましょうッ!」
日高栄治こと、パトライダー型式2010番type-000。
「……何度倒されても、学習しない奴らだな。俺達はただの人間だが……ただの人間だからこそ、強いのだということが分からんらしい」
熱海竜胆こと、仮面ライダーイグザード。
「分からないなら、それで結構。……そのまま無知で愚かな怪人に、相応しい末路をくれてやる……!」
静間悠輔こと、仮面ライダーオルタ。
「雁首揃えてゾロゾロと……そんなに『火傷』したいのかい? いいよ……もう一度、私のミサイルで吹っ飛ばしてやる。人間様を無礼た代償は、高くつくよ黒死兵ッ!」
そして翆玲紗月こと、仮面ライダーパンツァー。
彼ら7名の新世代ライダー達は黒死兵達と睨み合い、他の仲間達を「先」に進ませようとしている。彼らの覚悟を無駄にするわけには行かない以上、残されたライダー達は先に進むしかないのだ。
一方、N/G-1達が黒死兵達の相手を引き受けていた頃。
独り仲間達の元から離れていた一二五六三四ことライダーシステムtype-αは、放送局の裏手に駆け込んでいた。
「……来たか」
そこには、壁に背を預けて腕を組んでいる1人の怪人が佇んでいた。
その怪人は黒死兵達と全く同じ容姿を持った、漆黒のマネキン男だったのだが――他の黒死兵達とは、桁違いの覇気を纏っている。
表の入り口前でN/G-1達が引き受けている黒死兵達とは、武器も装備も同じ。
だが、全身から滲み出ているそのオーラは、明らかに「別格」なのだ。
野戦服を纏い、胸の鞘にコンバットナイ
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