異世界の聖杯戦争
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「アンタ……何のつもりだ!?」
ライドブッカーを腰に収納し直したディケイドへ、ハルトは詰め寄る。
ディケイドは首を動かすことなく、それに応えた。
「人を守ると言っていたな?」
「……それが何?」
「じゃあ、アレはなんだ?」
ディケイドはそう言って、それを指差す。
フェニックスがいた場所の奥。シューティングストライクがフェニックスを倒そうとしていたその場所に。
泣き崩れている女の子がいた。
「……!」
その姿を見た途端、ハルトの顔から血の気が引く。
もし、あのままシューティングストライクを放っていれば、あの子供も間違いなく巻き込んでいただろう。
「テメエらまとめて消し炭にしてやる!」
怒鳴り声を響かせる、フェニックス。
炎が竜巻の形で巻き上がりながら、ハルトへ近づいてくる。
だが。
『アタックライド スラッシュ』
ライドブッカーが、無数の刃に分裂する。それは炎の竜巻を切り裂き、そのまま霧散させていく。
炎の残滓の中、ディケイドは静かにハルトへ振り向いた。
「立て。仮面ライダーウィザード」
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