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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
ドラシール大決戦
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オオッ!!これはいい相手が来たもんじゃ」

前回戦った時はシリルの妨害によりトドメを刺し損ねていたため、彼女は迫ってくる人物を見ると嬉しそうに高笑いする。 

「これ以上好きにはさせん!!」

さらしを巻いている彼女は握り締める剣を振り抜くが、キリアはそれを真っ正面から受け止める。

「従順なおのれも良いが、やはりこういうのも良いのぅ。またこの間みたいに強さを斬ってやろうか?」
「もう催眠術だというネタは割れている。催眠系の魔法の弱点は《理解》。知っている者へは効かんぞ!!」

すでに前回の戦いから相手の魔法を見抜いていたエルザ。二人の女剣士の戦いはより一層熱を帯びていた。



















「うおおおおおお!!」

猛る炎を纏い最強の仲間へと向かっていく火の竜。それを受け止めようとしたギルダーツだったが、彼の速度に反応しきれず頬に重たい一撃を喰らってしまう。

「ぐっ・・・なんだこの力は・・・」

自身が魔法を放つよりも早く動いてくる青年に付いていくことができない。

「年を取ったよなぁ、ギルダーツも」

ニヤリと笑みを浮かべた青年はさらに魔力を解放し拳を叩き込む。それの一撃は完璧に彼の腹部を捉え、堪らずその場に倒れ込んだ。

「ぐっ・・・知ったような口を・・・」

起き上がりながら口元の血を拭うギルダーツ。その口元は誰の目から見ても緩んでいた。いまだに目に光が戻らぬ状態にも関わらず、彼は青年が成長していることを本能で感じ、喜んでいるのだ。

「俺はギルダーツに勝つんだぁ!!」

飛び込むように彼へとジャンプする。その彼の周囲に巻き起こる炎を見て、ギルダーツはあげようとした拳を下ろした。

「成長したじゃねぇか、ナツ」

今まで与えられてきた炎・・・イグニールやアトラスフレイム、そしてイグニアの炎を喰らった炎を力に変えてきた青年はそれを身体で覚え、自身のものにしていた。

「滅竜奥義!!」

その炎たちが合わさりより強大な力を生み出す。彼は進化の一撃を目の前の人物へと叩き込む。

「煉獄戟竜炎!!」

彼の中にある全ての炎を纏い、目の前の人物の腹部へと打ち込む。それを受けた男は力なくその場に倒れた。

「ハハッ・・・やったぞぉ!!ギルダーツを倒したぁぁぁぁ!!」

気を失っている彼を見ると、立っていられなくなったのか膝をついた彼は高らかに両手を突き上げ、勝鬨を上げた。



















シリルside

マスターに取り付いている幽霊さんは顔を下ろして何かを考えている様子。その表情は驚いているように見えるけど、今そんな顔をする必要がどこにあるのだろ
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