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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第四話 やべぇ、俺危険!
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笑顔を作って客を御もてなしする。


「あら、礼儀正しいわね」

「え?」


 聞き覚えのある声だと思って相手の顔を良く見てみると。


「リンディ……おひさぁ」

「ふふ、久しぶり。会いに来たわ」


 俺が引退するまで同じ仕事をしていた仲間であり、親友であり、命の恩人の女性、リンディ・ハラオウンが立っていた。

 ミッドで別れてから何年も経つのにちっとも変ってないな。
 この人って歳とらないのぉ?


「あぁ、久しぶりだな。どうだ?管理局の方は」


 リンディの今の恰好は私服だから恐らく休暇の真っ最中なんだろう。

 
「ミッドと管理局の英雄がいなくなって最初は大変だったけど、今はもう全部元に戻って今までどおりの事をしているわ」

「そっか、そいつはよかった」


 リンディはカウンター席に座り、イチゴケーキと砂糖がたっぷり入ったお茶を注文した。

 約束通りに、工夫しておいてやった。


「あら、何コレ?美味しい」

「お茶に入ってる砂糖はイギリスの名家から取り寄せてる物だからな、そりゃうまいぞ」


 見ているこっちも美味しそうに味わいながら飲むリンディ。
 俺も喉が渇いたので、ミネラルウォーターをコップに淹れて飲む。

 一気飲みして、すぐにコップを洗う。


「で、クライドとはどんな調子なんだ?」

「………………」


 あ、地雷踏んだのか?俺。
 もしかして、今ケンカ中?何でさ?何があったのさ!!

 何処からどう見ても、暗い!暗すぎる表情になったリンディさん。


「悪い、気に障ったみたいだな……」


 ここは違う話にしよう。
 何か、良い話しがあったらいいのだがな……。

 ていうか、今の俺ってさリンディとクライドの仲を取り戻す鍵になれるんじゃないのか?

 いや、しかしな暗いよ、リンディが暗いんだよ。


「ねぇ、隼人?」


 俺が考え込んでいると、急に話しかけてきた。
 一度、思考を停止させて話を聞く。


「何だよ?」

「大事な宝物を失った時ってどうすればいい?」

「大事な……宝物?」

「えぇ」


 俺にとっての大事な宝物は、家族かな。
 それと、この家だな。

 なのはとこの今住んでいる家が俺の大事な宝物だ。

 で、リンディの話は、その大事な宝物を失ったらそうすればいいのかって話。


「どうして失ったのか。何が原因だったかを知りたいな。それから、また大事な宝物を求めれば良いんじゃないかな?失ったら俺だって嫌だ。立ち直るのは無理かもしれない。でもさ、何か残ってるだろう?失った物が残していった物」

 
 俺の場合は、なの
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