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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第四話 やべぇ、俺危険!
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晩に準備しておいた物を使い、ケーキを大量生産してからここまで休憩無しでやるのは流石に疲れる。

 だが、今回は何時もと違う。

 今日は身体がダルく、頭ではなく胸が痛いというか苦しい。
 もしかすると、リンカーコアの損傷による心臓への悪影響がまた出始めてるのかもしれない。

 今のうちに薬を飲んで気分を落ち着かせよう。

 ミッドで貰った薬と栄養剤を飲み、休憩室を出て、店の入り口の前に置いてある準備中の看板をひっくり反して「準備中」から「営業中♪」へ変更する。

 ふぅ、今日も忙しくなりそうだ。






 カランカラン

 と、扉を開けられると鐘がなり、店に人が入ったり出たりした事を教えてくれる。

「いらっしゃいませ。二名様でよろしいでしょうか?」

「あ、はい」

「お席はカウンターかテーブルどちらにいたしますか?」

「テーブルで」

「では、あちらにどうぞ」


 女性二人をテーブル席へと誘導し、後からすぐに水を持って来る。
 
 本当にこの店はよく人が来るよな。
 俺しか店員いないのに、飽きもしないで良くこれるな。

 まぁ、とっても嬉しいから口には出さないし、言っちゃダメだろう。

 
「あ、あの?」


 店の中を徘徊していると先程の女性二人組に声をかけられたのでそちらを振り向く。


「何でしょう?」

「し、写真……一緒に撮ってくれませんか?」

「はいぃ?」


 意味がわかない。
 カメラを俺が持って、女性二人で写真を撮るのなら判るが、俺と一緒に撮りたいって、何だよ?
 
 こう言う時ってどうすれば良いのか?


「ダメ、ですか?」

「いえ、構いませんよ」

「あ、ありがとうごじゃいます………はぅぅ」


 喜びながら喋るから噛んでしまったようだ。恥ずかしそうに顔を真っ赤にさせている。
 
 俺はと言うと、何をどうすれば良いのかわからない状況。


「よかったね、真帆!」


 一緒に来ていたもう一人の女性が先程の女性、真帆さんに声をかけて復活させた。

 
 それから、一緒に写真を撮り、握手までしたら満足そうにケーキを何個も食べて、イチゴタルトを4個もお持ち帰りなされた。

 1時くらいになると、珍しく人が少ない。
 この時間でも10人はいつも居たのだが、今日は二人組みが二組いるだけだった。

 他の客が座っていた座席の食器を片づけて、厨房へと持っていき、皿やホーク等を洗っていると扉を開けた時になる鐘が鳴った。

 手を水で洗ってタオルで拭き、急いで注文カウンターまで向かう。


「いらっしゃいませー」


 朝からずっと重たい身体を引っ張りながらも
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