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ドリトル先生と山椒魚
第六幕その九

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「インスタントラーメン、カップのものもね」
「偉大ですか」
「これで沢山の人が救われているしね」
「いざという時に食べるものがあって」
「それでね」
 まさにその為にというのです。
「だから偉大な発明だと言うんだ」
「先生もですね」
「そうだよ、食べてもね」
「美味しいですね」
「こうしたインスタント食品や冷凍食品に」
 先生は焼きそばを一口食べてです、そうしてから梅酒を飲んでまた言いました。紙パックの二リットルのそれをどんどん飲んでいます。
「お店のパンとかがあるね」
「そうしたものはですね」
「馬鹿に出来ないよ、昔何それを買ってはいけないとか」
「そうしたことをですか」
「色々な商品に言っていて」
 それでというのです。
「そこにそうしたパンとかも槍玉に挙げていたけれど」
「それはですね」
「非科学的でね」
 そうであってというのです。
「間違っているよ」
「食べ過ぎるとよくないですが」
「栄養が偏るしね」
「それでもですね」
「そうした本に挙げられている商品はどれもね」
「飲み過ぎたり食べ過ぎたりしないと大丈夫ですね」
「それで使用してもね」
 そうした商品もというのです。
「よかったんだ」
「そうなんですね」
「その本を出している人達と掲載していた雑誌が資本主義そして企業が嫌いで」
 そうした考えでというのです。
「そんなことを言ってたんだ」
「そうした事情があったんですか」
「だからね」
 それでというのです。
「こうした本は鵜呑みしたらね」
「危険ですね」
「とてもね、あくまで程度で」
 その問題であってというのです。
「インスタント食品や冷凍食品もだよ」
「あっていいんですね」
「功績はかなり大きいよ」
「だから先生もですね」
「否定しないでね」
 それでというのです。
「出してもらったらね」
「召し上がられるんですね」
「こうしてね」
 焼きそば、普通のものの二倍で片方はソースもう一方は激辛になっているそれを食べつつそうしてトミーにお話します。
「僕もね」
「そういえば先生がよく批判している料理漫画そうした食べもの出ないよ」
「それも全くね」
「あのお店の中で暴れる新聞記者が主人公の漫画」
「お父さんは陶芸家で」
「電子レンジも批判していたし」
「あの漫画はそのかってはいけないとか言う人達と同じだよ」
 先生は皆に答えました。
「とても非科学的で反文明的でね」
「極端な自然志向で」
「それでおかしな健康主義で」
「そんな考えだから」
「そうしたものを否定するんだね」
「日本の一部にはそうした反文明的で非科学的な人達がいて」
 そうしてというのです。
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