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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
vsドラゴンスレイヤー
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ーパンチ。予測が難しい攻撃に対応ができなかった。

「滅竜奥義!!」

打ち上がった俺を見てトドメを刺せると踏んだのか、彼は持っている最大火力の魔法を放つ体勢に入る。

「やらせない!!」

これを受け止めるのは至難の技。それならばと俺はドラゴンフォースを解放し速度を上げると、彼の剣が振り下ろされるよりも早く動き、背後を取る。

「水竜の(アギト)!!」
「ぐああああ!!」

両手を握り合わせて振り下ろし地面へと叩き落とす。威力は十分だったはず。それなのに彼の意識ははっきりしておりこちらをさらに鋭くなった眼光で見据えている。

「こりゃあ骨が折れそうだ」

手強い相手に焦りが募る。流れ出る汗を拭いながら、とにかく少しでも早く彼を倒すために俺は休む間もなく攻撃を繰り出すのだった。

















ウェンディside

右肩の街へとやってきた私とシャルル。空を飛んできたためまだ誰とも遭遇はしていませんが、皆さんはどこにいるのでしょうか?

「見えてきた、右肩の街よ」
「オーブを探さなきゃだけど・・・」

そもそもオーブがどのようなものでどこにあるのかわかっていない。それをこの広い街の中から探し出すのは大変かもと思っていたところ、街の中心にある建物から空へ向かって一筋の光が伸びているのが見えました。

「あの光・・・きっとあそこだ!!」
「行くわよ!!ウェンディ!!」
「うん!!」

オーブがあると思われる建物へ向かって速度を上げます。まだ皆さんが来ていなければいいんですけど・・・


















第三者side

各地で激しい戦いが繰り広げられているが、文字通り一番熱を帯びているのは右手の街の外れにある森の中だろう。

「火竜の・・・」

両手を握り合わせ溢れ出る炎を真下にいる男へと叩きつける。

「煌炎!!」

その攻撃に対し片腕でガードに出たギルダーツ。二人の手がぶつかった瞬間、周囲に人がいれば巻き込まれていたのではないかというほどの巨大な爆発が起きる。

「よし!!」

手応えを感じた青年は思わずそんな言葉を呟いた。しかし、巻き起こる爆風の動きが彼の知るものとは異なる動きをしたため、すぐさま後方へと飛び下がる。

ドンッ

その直後、彼が元いた場所の奥にあった木々が粉々に砕け散る。煙から現れたのは無傷の男だった。

「くっそー、あれでもダメなのかー」

言葉では悔しそうにしている火竜(サラマンダー)だったが、表情はそれとは真逆だった。まるで自身の前にそびえ立つ高い障害を乗り越えることの難しさが、困難でなければ意味がないといったように。

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