バトルオブフェアリーテイルinドラシール
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!!」
「くっそー!!」
操られている仲間がいるにも関わらず敵前逃亡するしかない俺たち。そのことに不甲斐なさを感じながらも、このままではどうしようもないことも確かなため、俺たちはこれからのことを考えるためにこの場から走り去るのだった。
「全員の魔力を消したのか!?ギルド全員の!?」
事の顛末を話すとやっぱり皆さん俺たちと同様に驚いた反応をみせる。そりゃそうだ、だってそんなことができるなんてにわかには信じられないもん。
「バカな・・・あの娘一人にそんな力が・・・」
「みんな油断してたのもありますけど・・・あの白魔導士トウカさんには二つの人格があるんです。先程の全てを白く・・・と魔導士たちの魔力を消していってる"白魔導士"。ナツさんに好意を寄せてる純真な心を持つ"トウカ"さん。ジュビアも一度操られてしまったのですが、トウカさんが白魔導士にバレないようにジュビアだけを解放できたんです」
ジュビアさんが細かく説明してくれるが、ナツさんに好意を寄せている辺りからちょっと内容が頭に入らなくなってしまった。しかも彼は彼女のことを覚えていないようで、キョトンとしている。
「そして・・・知り得るすべての情報を伝えに皆さんの元に・・・」
「他にもあるのか?」
エルザさんの問いかけにジュビアさんが頷く。
「白魔導士は五神竜の白滅も企んでいました」
「白滅?」
「白く染めると言っていたことです。白滅状態では全ての魔力は白魔導士に管理されます。無から最大まで白魔導士の思うがまま・・・さらに自我までも操ることができるのです」
その結果があの時のラクサスさんたちってことか。確かに彼らは自分たちの意志を持って行動しているようには見えなかった。完璧な操り人形っていったところだろうか。
「五神竜の白滅計画、その第一歩が水神竜メルクフォビア」
「カラミールが白魔導士に頼んだって言ってたけど・・・」
「それが引き金だったかもしれないけど、どちらにせよ白滅されてたのね」
「利用されちゃった感じか〜」
カラミールさんの方から働きかけてくれたのは白魔導士からすれば願ったり叶ったりだったわけか。でも水神竜さんも意識も魔力も操られていたことを考えると、どんな魔導士だろうと彼女は支配下に置けるということはわかるな。
「白魔導士は水神竜の力を使って他の四頭を白滅しようとしていました。しかし水神竜が敗れてしまったことで計画を変更せざるを得なかったのです」
「「「「「!?」」」」」
「五神竜を白滅する力として水神竜の代わりに
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