バトルオブフェアリーテイルinドラシール
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もし本当にギルドの皆さんが来ているとなると、いくらナツさんたちでも分が悪い。
「早く助けに行きましょう!!」
「うん!!」
「そうだな」
運良く俺たちはまだ操られていない。その俺たちが合流できればなんとかできるはず。
「ジュビアも行きます!!」
「お前は休んでろ」
「いいえ・・・ジュビアも妖精の尻尾の一員ですから」
仲間の命がかかっているとなればいても立ってもいられないとのことでジュビアさんも一緒に行くことになった。俺たちはすぐに準備を済ませると、皆さんがいるという教会へと走り出した。
「あれです!!」
「ナツさんたちの匂いもします」
「他の皆さんのも」
目の前に見える教会へと駆け込む。すると中ではすでにナツさんたちが白魔導士と思われる少女と接触しており、何やら魔法をかけられている。
「状態異常無効化!!レーゼ!!」
扉を開けると同時にウェンディが魔法を放つと脱力しかけていた皆さんの顔色が正常なものへと変化する。
「ウェンディ!!」
安堵の表情を見せるナツさんだけど、まだ敵との距離は近い。そのため俺とグレイさんは彼らの前に出るとすぐさま魔法を放つ。
「水竜の盾!!」
「アイスメイク・・・壁!!」
二人の魔法を組み合わせ敵との間に巨大な氷の壁を作る。分厚さも相当なものにできたため、さすがにこれを壊すまでには時間を有することだろう。
「グレイ!!シリル!!」
「皆さん!!一回退いてください!!」
「みんな操られてるの!!」
「一度立て直そう〜!!」
「ジュビア!!シャルル!!セシリーも」
ホテルで待っていたはずの俺たちが現れたことで困惑しているルーシィさんたちだけど、今は時間をかけることは難しい。氷の壁越しに見える皆さんの目は普段とは異なっており、敵意があるのがよくわかるからだ。
「これだけ分厚い壁なら・・・」
「そう簡単には壊せません!!」
一人では魔力の消耗が激しくなるけど俺とグレイさんの属性をうまく組み合わせれば消耗も抑えつつ巨大な壁を作れる。これで時間を稼いで対策を練ろうと考えていたところ・・・
「ラクサス」
「おう」
指示を受けたラクサスさんが氷の壁へと拳を突き刺す。すると、あれだけ分厚かった壁があっさりと粉砕されてしまったのだ。
「うにゃああああ!?」
「マジかぁ!?」
いくら氷の壁とは言え相当の厚さがあったはずなのにそれを簡単に壊されたことに同様を隠せない。ただ、次の指示がないと動けないためか、これ以上の追撃はない。
「逃げてください!!」
「退却よ!!」
「急いで〜
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