バトルオブフェアリーテイルinドラシール
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世界一巨大なドラゴンとは確かに聞いていた。だが、それを知っていてもこのサイズには恐怖を感じずにはいられない。
「デケェとは聞いてたけど・・・デカすぎだろ?」
さすがの大きさに全員が言葉を失う。あまりの衝撃に俺たちはしばらくの間、その場から動くことができなかった。
あまりにも巨大なアルドロンに度肝を抜かれた俺たちだったけど、今はとにかく気を失っているジュビアさんを何とかしないといけないということになりホテルへと戻ってきた。ベッドに彼女を寝かせて様子を見ていたのだが、朝になっても彼女が目覚める気配がない。
「ジュビア大丈夫かなぁ」
「顔色は良さそうですけど・・・」
「ずっと眠っているな」
体調が悪くて倒れたわけでは無さそうなのでひとまずは心配無さそう。ただ、グレイさんは気になっていることがあるようで・・・
「何か様子がおかしかったんだ。白魔導士に気を付けろみてーなことを言っていた」
「白魔導士?」
「どこかで聞いたような・・・」
「え〜・・・」
「忘れちゃったんですか?」
結構最近聞いたことのはずなのにナツさんとハッピーは忘れていたらしい。そんな二人にウェンディとシャルルが説明してくれる。
「カラミールさんから聞いた言葉です」
「確か水神竜の力を抑えるために頼みにいったとか・・・」
「なんでジュビアの口からその白魔導士が・・・」
「まさかギルドに何かあったのか?」
あまりにもタイミングが良すぎる気もするけど、ただ気になるのはジュビアさんがなぜそのことをギリギリまで俺たちに言わなかったのか。たぶんここまで来たのもそれを伝えるためだと思うんだけど、そんな大事なことを忘れるような人ではないだけに理解ができない。
「とにかくジュビアのことはしばらく様子を見よう。目を覚ませばまた何かわかるかもしれねぇ」
心配そうな表情を見せるグレイさん。なんやかんや言いつつちゃんと彼女のことを最優先で考えている彼はもしかしたらツンデレなのかもしれない。
「私たちはアルドロンのことも考えねば」
「ここがそのアルドロンの上なんだけどな」
「まさか探してたドラゴンの上に街があるなんて・・・」
「それもギルティナ一の巨大都市ですもんね」
水神竜さんから聞いていた時はまさかこんなことになるとは思っていなかっただけにこれは驚くことしかできない。
「しかもここと同じ規模の街が左手・背中・両肩・・・計5つ。スケールが大きすぎて訳がわからないわね・・・」
「まぁぶん殴ることはできるだろ」
クロックスよりも大きい街が他に4ヶ所・・・それを聞いても楽観的なナツさんの頭が羨ま・・・いや、それは絶対ないか。
「そこなんだ
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