暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
バトルオブフェアリーテイルinドラシール
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「ちゃんと帰ってきてくれます?」
「そりゃ帰るよ、いつかは」

ジュビナさんを見かけた直後は彼女のことを思い出して呆けてた癖に、本人が目の前に来ると冷たい対応をするグレイさん。恋愛についてなんか考えてたことを彼女に伝えようかな?大きい声で。

「ジュビア心配で心配で」
「大丈夫よ、あたしたちが一緒だし」
「ルーシィが近くにいるのが一番心配で・・・」
「大丈夫よ・・・そっちも」

フォローしたはずがより彼女への不安の種を蒔いていたルーシィさん。じとーっとした目で睨まれた彼女は額に汗をかきながら否定していた。

「シリル!!二人がいちゃつかないように見ててください!!娘として」
「はい!!お姉様!!」
「何から突っ込めばいいんですか?」

ジュビアさんから使命を授かったので敬礼して返事する。娘呼ばわりはこの際面倒くさいのでスルーするが、ウェンディはこのやり取りを見て頭を抱えていた。

「じゃあ仕事の情報集めは明日からってことで」
「うむ。今日はパーっとやろう!!」
「「「「「わーい!!」」」」」

せっかく来てもらったジュビアさんにも楽しい思い出を作ってもらおうということになり近くのお店へと入った俺たち。しかしこの人たち、例のごとく酒癖が非常に悪いこともあり、俺とウェンディ、エクシードトリオ以外がお酒に手を伸ばしてしまったがためにうるさくなりすぎてしまい、お店から追い出されてしまったのだった。

「お前があんなに騒ぐから追い出されたんだ!!恥ずかしい」
「俺だけのせいじゃねぇだろ!!」

追い出されたことの責任を押し付け合っているエルザさんとナツさん。ただ、辺りはずいぶん暗くなっており、意外といいタイミングで切り上げられたのではないかとも思えてしまう。明日から情報集めをしなきゃいけないしね。

「どうしたんですか?ルーシィさん」

前を歩く二人は喧嘩を始めそうだし、後ろにいる二人はイチャイチャしていると思っていたところ、ウェンディが地図を見て何かを考えているルーシィさんへと声をかける。

「うん。ちょっとこの街の地図見てたんだけど、なんかこの街、面白い形してるのよね」
「面白い形?」

ルーシィさんの言う面白い形と言うのが何なのか気になった俺は後ろでピョンピョンと跳び跳ねながらそれを見ようとする。なかなか見えずにいると、気の毒に思ったのかルーシィさんが俺が見える高さに地図を下ろしてくれた。

「あれ?この形・・・」
「何か見たことがあるような・・・」

どこかで見たことがあるような気がする街の形。いや、厳密に言えば街の周りの土地の形が何かに見える。

「ジュビア!!」

それが何なのかを頭の中で検索していたところ、突然後ろにいたグレイさんが大きな声を出す。そちらを向くと彼の
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