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SAO<風を操る剣士>
第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第三章 成長
第25話 クエストクリア
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から練習しようとしてるのは、俺が今まで見つけたほとんどの《システム外スキル》を合わせたスキルだ。

 そのスキルを使う為に木に向かって構えた後、俺は普通に走りだして、木との距離を縮める。
 走って木まであと数歩という所まで来たら、そこで《体重移行》を使い《値移行》より速く体が加速する。
 その《体重移行》の速さを保ったまま、木に向かって《攻撃移行》を使い剣を振る。
 さらに、振った剣に《体重移動》で全体重を乗せる。
 すると、[《値移行》+《体重移動》×《攻撃移行》×《体重移動》]となって、ソードスキルを使わなくてもとんでもない威力になる!


 《居合い斬り》……このスキルを見て、ネーミングセンスの無い俺にシリカが付けた名前だ。
 どうやら、よくマンガとかでみる[居合い抜き]に似てることから、この名前にしたらしい。

 けどこの名前が決まる前…つまり使えるようになるまで、このスキルはあまりに使用する動作が多すぎて、俺は考えたのは良いが使うのを諦めていた事がある。
 でもソードスキルのように、一定の動作……すなわちモーションとして覚える事した。
 そして、ダンジョンにいる間の数ヶ月練習した結果、やっとこのなれない《ヘビーハードネス》でも使えるくらいになった。
 そして、ソードスキルのようにモーションで覚えた《居合い斬り》は《システム外スキル》じゃなく、言うならば……《システム外ソードスキル》と言えるだろう。

 ちなみに、この《居合い斬り》は《属性付与(ぞくせいふよ)》で、ソードスキルが使えなくなった時の為に作ったスキルだ。
 《ブレス》に《属性付与》、それと多くの《システム外スキル》…そして、《居合い斬り》
 これらをどう使うかで、俺は強さがぜんぜん違う。
 この《居合い斬り》も、攻撃を与える相手と一定の間隔が無ければ使えない。
 その間隔をあけさせる為に《ブレス》で敵を吹き飛ばして、間隔をあけさせるなど色々な戦略がある。
 …まぁ、シリカ以外のプレイヤーがいたら《ブレス》や《属性付与》、そして《居合い斬り》なんかのスキルは見せるつもりは無いけどな。(たとえキリトでもな)



「ハッ!!」

 俺の放った《居合い斬り》が木に当たる。
 そんなとんでもない威力の《システム外ソードスキル》を受けた木は、当然のごとく切断される。

「…ふぅ」
 このスキル、やっぱり使うのに凄い集中力使うな……少し頭が痛くなった…
 と、そんな事を木の切断面を見ながら思っていたら、小屋の方から声が聞こえてきた。
「シュウさーん!」
 シリカが手を振りながら俺の名前を呼び、走りながら近づいてくる。
 やっと終わったのか…


「シリカ、終わったのか?」
「はい! 見てください。このスキル!」
 俺の
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