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魔法少女リリカルなのは〜転生者の誓い〜
第三話・気づく魔法少女
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空いてるからあそこで見ましょ」

「うん、そうだね」


とりあえずアリサちゃんの言った席に腰掛けます。


「私、試合を生で見るのって初めてだから楽しみだな〜」


すずかちゃんがそう呟きます。

そう、今日は私のお父さんがオーナ兼コーチをやっているサッカーチームの応援に行こうと皆で約束していたのでした。


「なのは、ところでみずなさんは?」


アリサちゃんが私に聞きますが


「うーん、分かんないな〜、レギュラーなのは間違いないんだけど…」

「もう、お兄さんの背番号くらい覚えときないよ」


わたしはみずなお兄ちゃんの番号を知りません。

なんと言うかお兄ちゃんは私を避けているいる気がします。

話しかければちゃんと話してくれるし、優しいのですが・・・


「にゃはは…、ごめんねぇ」

「いいわよ、別に怒ってないから」

「ふふ、ありがとう……あっ、そうだ!お父さんに聞いてくるね」

「そうね、お願いするわ」


みずなお兄ちゃんは私を嫌っている訳では無いと思うのです。

でもなにか、遠慮というか恐れている感じもします。

しかし、家で私が怒られているときはお姉ちゃんと一緒に私を庇ってくれる。

私はそんなお兄ちゃん(もちろん恭也お兄ちゃんやお姉ちゃんも)大好きなので、

もうすこし仲良くしたいな〜、と思っていますが中々上手く行きません。

とりあえず、今はお父さんにお兄ちゃんの背番号を聞く事にします。


「お父さ〜ん!」

「ん?どうしたなのは?」

「えっとね………」


その後私たちは試合観戦を楽しみました。








試合が終わり、現在、私とすずかちゃんとアリサちゃんはお父さんの経営するお店

翠屋でお食事をしています。


「最初のロングパス、アレ格好良かったわね」

「そうだね、あの後もみずなさん、何度も長いパス成功させてたし」


すずかちゃんとアリサちゃんは、先ほどのサッカーの話をしています。

二人ともみずなお兄ちゃんには会った事あるようで話題はみずなお兄ちゃんの事ばかりです。

あるようで、というのはこれも私は最近知った事だからです。

すずかちゃんは校内で迷っていたところを

アリサちゃんは上級生の男の子と喧嘩になりそうなところ治めてくれたらしいです。


「よう、何話してんの?」


そんな事を考えている内に、どうやらお兄ちゃんがやって来たようです。


「みずなさんこんにちは、今日の試合、格好良かったです」

「うん、ありがとう」


照れくさそうにすずかちゃんに返事をするお兄ちゃん。

あまり私の前では見
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