暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第50話 =神殿地下=
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いたユリエールさんがもう我慢できない、といわんばかりに一目散に駆け出した。まだ俺たちは安全地帯に入っていないのでモンスターの危険性があるため俺たちもユリエールさんの後を慌てて追いかける。すると、数秒後前方に大きな十字路とその先にある小さな小部屋が俺も確認できた。そこには小さな人影がこちらに手を振っていることも確認できる。ユリエールさんも手を振り返しているところを見るとあれがシンカーさんなのだろう。

「来ちゃだめだー!!その通路はっ!!!」

その言葉を聴いてユリエールさん以外の救出作戦に参加したメンバーはぎょっとして走る速度を緩める。が、その作戦のリーダー的存在の人はその足を緩めようとはしない。
警告むなしく、ユリエールさんが十字路にかかる役10秒前に俺たちの右側の死角部分に黄色いカーソルが出現した。上に英語表記で名前が表示されている。ということがボスモンスター。

「キリト!!」

「判ってる!!」

その言葉が聞こえるか聞こえないくらいのタイミングでズバンっ!という強烈な音を生みながら一気に走り抜ける。ほぼ瞬間移動でユリエールさんのところまで移動すると彼女を抱えながら石の床に思い切り自身の剣を突き刺しスピードを無理やり殺す。
その瞬間、キリトの目の前に巨大な鎌が振り下ろされギィィィンと甲高い音を立てていた。
体制を立て直し左へと跳んでいったボスを追いかけたキリトを追いかけるとそこには2本の剣を持ったキリトと、彼と対峙している2メートルはあるんじゃないかという黒いローブを身に纏った人型のものだった。

「…インスペクトアイ……っ!?」

識別スキル完全習得でようやく使えたテイルズの識別技を使いその人型ボスを確認する。普通、完全習得したならそれ以上の付加はつかないはずだがこれのおかげで今の状態では普通に確認できないモンスターでもそのステータスを確認できる。その結果は自分の目の前にウィンドウがでて文字が出てくるという結構便利な代物だ。
キリトも完全習得しているはずだが確認が出来ないといっていた。なら、と思い技を使い確認してみるといつもの通りウィンドウが開かれる。しかしそこには…

「……《Unknown》ってなんなんだよ…!」

90層クラスなんてものじゃない、それ以上…もしあるとしたなら100層は優に超えているくらいの強さということだろう…。

「サチ、シリカ、リズ、ユカ…今すぐここを脱出しろ!」

「…なんでよ…」

俺の後ろで武器を構えている全員だったがその中から代表してユカが声を出す。

「こいつはやばすぎる…今まで戦ったボスモンスターなんて足元にも及ばない位なんだ…!」

俺は目の前のモンスター…名を『The Fatal-Scythe』、運命の鎌を名乗る巨大な死神を見上げながらそう呟い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ