FAIRYNAIL
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エルキスさんというエルザさんそっくりな人に連れられてきたのはFAIRYNAILと掲げられた看板のあるギルド。
「フェアリーネイル?」
「俺たちのギルド名にそっくりだな」
「妖精の爪?」
「ここはタレントギルド、フェアリーネイルです」
困惑している俺たちに対しエルキスさんは笑顔で答える。彼女の発した聞き慣れない単語に俺たちは首をかしげた。
「タレントギルド?」
「役者さんのギルドなんですか?」
「歌手やモデル、もちろん俳優も。幅広く活動してるタレントギルドです」
「色んなギルドがあるんですね」
傭兵ギルドやトレジャーハンターギルドはフィオーレにもあったけど、タレントギルドなんて聞いたことがない。するとエルキスさんは俺たちを見て少し興奮しているようだった。
「こんな偶然もあるものなんですね。あなたたちギルド所属のタレントたちにそっくりです」
「確かに私とお前は似ていると言われれば似ている気がするが・・・」
「瓜二つだけど」
違いを見つける方が難しいのでないかと言うほどそっくりな二人。エルザさんだけはそれに気付いていないみたいだけど。
「せっかくだから少し中を見て行きませんか?」
「面白そうだな!!」
「イヤな予感しかしないわ」
エルキスさんの勧めによって中へと入っていく俺たち。最初に目に飛び込んできたのはソファにふんぞり返っている桜髪の男性。
「さっそく俺がいる!!」
「ホントそっくり」
「あの方はうちのトップスター、ナックさんです」
ナックさんはその姿勢のままマネージャーを呼んでいます。そこに走ってきたのはルーシィさんそっくりの女性。
「あたしマネージャー!?」
「ルーシャさんです」
自身の扱いに納得できていないルーシィさんだったが、ナックさんにずいぶんと怒られておりますます可哀想な気持ちになってきた。
「あ!!グレイさんがいますよ」
「彼はグレン、ポールダンサーです」
「ポールダンサー?」
またしても聞き慣れない単語に首をかしげていると、エルキスさんが丁寧に説明してくれて俺とウェンディは顔を真っ赤にしています。
グレイさんも赤くなっていたけど、彼は普段から裸なんだから気にする必要はないんじゃないだろうか?
「あそかにいるジュビナもトップレスで踊るダンサーですよ」
「トップレス・・・」
「想像してんじゃねぇ!!」
魅惑的な単語に想像していたナツさんだけどグレイさんに怒られていた。俺も少し意識してしまったけど、隣から圧力を感じすぐに無へと返る。
「あそこにいるのはウェンディルちゃん、天才子役よ」
「て・・・天才ですか?」
自身にそっくりな人がそんな呼ばれ方をしていることもありウェンディは恥ずかしそ
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