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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
激突、代表候補生!
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鈴さんが先ほどと同じように『双天牙月』を打ち付ける。『オーガスタス』で耐えられなかったものに耐久性の劣る『アドレード』が耐えられるわけも無く、『オーガスタス』の時よりもあっさりと二本の『アドレード』が両断される。
 そのおかげで『双天牙月』の攻撃は回避できましたけど……

 ここまで2人同時がきついのは……予想していたとは言え作戦を実行するより先に落ちてしまいそうですよ!
 再び鈴さんが攻撃態勢に移行したのを見て腰から『マリージュラ』を引き抜くと同時にISが新たな警告を発する。

―警告! 上空3時方向より接近する熱源! 警告!―

 警告に顔を向ける。そこには……

「はああああああああああ!」

「セ、セシリアさん!?」

 右手には『スターライトmkV』を構え、左手には『インターセプター』を展開したセシリアさんが突っ込んできていました!
 左には鈴さん、右からはセシリアさん。

 挟まれた! まさかセシリアさんまで前に出てくるなんて!
 鈴さんの方向を向いていたせいでセシリアさんへの対応が一瞬遅れ、ほぼ体当たりと同意の『インターセプター』の突きをもろに受ける。

「ぐ……ああああああああああ!」

 頭部への攻撃でシールドエネルギーが大きく削られ、弾き飛ばされて地面へと自分が落下していくのが分かる。体勢、立て直さないと……狙い撃ちに……!

「これで終わり!」

「ですわね!」

―警告! 敵2機にロックされています! 衝撃砲の発射まで0,5秒、レーザーライフル発射まで0,8秒!―

 間に……合わない!

「な!?」

「ちぃ!」

 来るべき衝撃に備えた瞬間、二人が射撃をせずに回避行動を取り、そこにまたもエネルギーの塊が降り注いだ。
 どうやら……ようやく準備完了のようですね

『待ったか? カルラ』

「遅いですよ」

 顔を上げるとそこには……

 そこにはいつもの近接ブレードのほぼ倍の大きさのブレードを構える『打鉄』を身に着けた箒さんの背中が浮いていました……
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