激突、代表候補生!
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アサルトライフルのトリガーを引いた。
射撃を止めたセシリアさんが私の弾丸を回避し、『ブルー・ティアーズ』で四方から狙いをつけてくる。
「囲まれた!?」
私ではなく箒さんに攻撃を集中!?
『くっ!』
箒さんが慌てて『ブルー・ティアーズ』のレーザーの嵐を回避。
その方向は……まずい!
咄嗟に『グリニデ』を上空に投げ捨てて『ユルルングル』を解除し、右腕を振るった!
『もらい!』
『な!』
その先には……既に『双天牙月』を振りかぶった鈴さんが……
なんという連携……!
『ブルー・ティアーズ』の射線を邪魔しないように鈴さんが位置取り、その位置にセシリアさんが誘導して確実に『甲龍』の攻撃を当てるベストな選択。
鈴さんが『双天牙月』を振り下ろす瞬間に箒さん(・・・)の右足に『ユルルングル』が巻きつく。
「はあ!」
『うわ!?』
ラグを全くおかずに『ユルルングル』を収納することで箒さんを無理やり回収する。絡まりきっていなかった『ユルルングル』は途中で解けて箒さんが私の後方に飛ばされてしまった。『ユルルングル』を収納と同時に放り投げ、落ちてきた『グリニデ』を掴み取る。
『無茶な回避させるわねアンタ!』
「箒さん! 作戦Bへ!」
『わ、分かった!』
鈴さんの言葉を無視して箒さんへ指示を出した瞬間、ISが警告音を発する!
―空間の歪曲を感知! 衝撃砲発射まで0,2秒!―
回避が間に合わず咄嗟に盾を衝撃砲の来る方向に向けます。
「ぐ……!」
激しい衝撃によって私の体は受け止めた『オーガスタス』と一緒に弾き飛ばされた!
「なんて……威力!?」
―直上より熱源! 警告! ロックされてます!―
『頂きですわ!』
今度はセシリアさん!?
まずい、『オーガスタス』は吹き飛ばされた時にセシリアさんと真逆の位置に。これじゃあ間に合わない!
ダメージ覚悟で『グリニデ』をセシリアさんに向ける。
―60mmグレネード安全装置解除、時限信管0,1秒に設定―
『スターライトmkV』のレーザーと『グリニデ』のグレネード発射がほぼ同時。私は狙いをつけないで引き金を引いた。
ISの命令どおり、ほぼ0距離でグレネードが爆発する!
「げほっ!」
グレネードの爆風で体が吹き飛ばされ、衝撃で肺の中の空気が吐き出される。
その甲斐あってかレーザーの直撃は回避に成功。したけど……
いくらシールドと防護フィールドがあるからってこの距離での爆風の衝撃はきついですね。
『じ、自殺願望でもあるのですか!? そんな無茶な回避の仕方……!』
セシリアさんが開放通信で叫んできます。
まあ、こ
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