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【魔法少女リリカルなのは】魔導師を辞めた高町家の男
第二話 子育てと父親
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も問題なし。

 それと、なのはちゃんは買い物に付き合ってくれたからご褒美をやらないとな。


「なのはちゃん、家に帰ったらケーキとミルク食べさしてあげるからなぁ」

「きゃあ!あうあうあうぅぅ!!」


 何だか、物凄く嬉しそうな顔になったな。
 俺の作った料理を気に入ってくれたって事で良いのかな?

 それなら、ケーキを作る腕がなるな。


「よぉし、一気に帰るか!」


 全力全開でアクセルを踏んで、猛スピードで家まで帰った。












 家に帰って来ると、買ってきた物を出して、必要な物と今はまだ要らない物とでわける。
 服や、オムツは成るべく取り出しやすい場所に保管しておいて、危ないものはなのはちゃんの手が届かない所に置いておく事にした。

 これで終了だ。

 先程、なのはちゃんにおやつを食べさせたから今はぐっすりと眠っていらっしゃる。

 これが、寝る子は育つというものか。見てて胸が暖かくなってくる。

 家の片づけをして、なのはちゃんの物も片付けても時間が余ったので、2階のリビングに置いてあるベビーベッドで眠っている我がお姫様の頭を撫でてやる。

 良い夢を見ますようにとおまじないの様なものを心の中で言いながら。


「このまま良い子に育ってくれよ。それで、本当のお父さんを見返してやるんだぞ」


 何時かは、俺が本当の父親ではないと言う日が来るだろう。
 その時のなのはちゃんの心のショックは大きいかもしれない。

 それなら、言わない方が良いかもしれない。

 だが、士郎さん達が戻ってきたらなのはちゃんを本当の家族の下に帰してやらなければならない。

 
「今からそんな事を考えてたら、お別れの時に大泣きするかもな、俺が」


 あり得そうで怖いと小さな声で出しつつ、なのはちゃんの頭を再び撫でる。


「おやすみ、なのは。明日からは俺がずっと見守っていくから、立派な大人になるまで」


 それまで、俺の心臓が壊れずにいたらな。
 
 

 俺は、ミッドで貰った薬を水と一緒に飲む。
 この薬を飲んでいれば、リンカーコアを治癒する効果と損傷による心臓への影響を抑える効果を持つ薬だ。

 まだ15年分もある。それだけあればその時にはリンカーコアも元に戻ってたりするかもしれない。

 今は、可能性を信じるしかないか……。







 

 なのはちゃん、1歳のお誕生日おめでとう!!



 と言う事で、俺はこの日の為に作ったなのは専用の隼人スペシャルケーキ(チョコクリーム)をなのはに祝いのプレゼントと今までありがとうという意味を込めてのクマのぬいぐるみ(手作り
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