暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
竜はひどく赤面した
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は相当有利になるかも。逆に俺の水は木には相性が悪いのかな?でもナツさんは相性の悪い水神竜さんを倒したわけだし、チャンスがあれば今度は俺が相手したいなぁ。だってまだ五神竜を一人も見てないの俺だけだし。

「しかしよぉ、このままだとテッカの街に着く前に夜になっちまうぞ?」

すでに日は落ち始めているがここから一番近くにある駅までまだまだ距離がある。しかもこの辺りには何もないし、先の方にも建物などもなくこれからどうするべきか悩んでしまう。

「仕方ない、今日はここでキャンプにしよう。天気も良いし問題ないだろ」

そう言って持っていた荷物を手放すエルザさん。彼女は毎回のことだが、このような遠出の依頼の際は必ずとんでもなく大きい荷物を持ってくる。それを一人で引っ張っているわけだから当然疲れるのだろうと思いつつ、俺たちもかなり疲労を感じていたためその提案には賛成だ。

「じゃあテントでも張る?」
「男女用で二つ持ってきたからな、別れてーーー」
「「ちょっと待て!!」」

食料もあるしまずは寝床の準備をやってしまおうと思っていたところ、そんな大きな声を出す二人の青年。その大きさに驚いた俺たちはすぐさま彼らの方を振り向いた。

「何?」
「急になんだ?」
「びっくりしました」
「どうしました?」

なぜ彼らがそんやに大きな声を出したのか理由がわからずにいる俺たち。すると二人は俺の方を指さしました。

「シリルはどっちのカウントになるんだ?」
「そうだ!!それが重要なんだ!!」
「いやいや!!何分かりきったこと聞いてるんですか!?」

二人の意味不明な発言に彼らの腕を掴んでブンブンと振って怒りを表現する。この人たち時折よくわからないことを言い出すけど、俺のことを一体なんだと思ってるんだ?

「何言ってるんだお前たちは、そんなの決まってるだろ」

そんな二人に対してお怒りモードのエルザさん。そりゃそうだ、彼女たちからすればこんな質問されるだけ時間の無駄ってもんだよね。

「シリルは女子側に決まってる」
「「えぇ!?」」

いつも通りの真面目な表情で答える彼女の言葉に驚愕の声をあげたのは俺とウェンディ。何やら二人はホッと一安心してるけど、俺からすればそんなことはどうでもいい。

「待ってくださいエルザさん!!」
「シリルはこれでも男の子なんですよ!!」
「ウェンディ、フォローしきれてないわ」
「心の声出てたよ〜」

ウェンディの言葉に少し引っ掛かりはあったけどそこは今はどうでもいい。俺たちが抗議をするとエルザさんは悩ましげに頭をかく。

「二人の言いたいことはわかるが・・・あの二人と一緒に寝るんだぞ?」

本人たちに聞こえないように小声で耳打ちしてくるエルザさん。その二人とはもちろんナツ
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