暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜妹様な転生者〜
第5話 一難去ってまた一難?
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テータスはすでに聞いてみたから別に話す事は無いんだけど………



「一応それ………10人前くらい用意してたんだけどなぁ………」



私の呟きはイッセーの食事する音に掻き消された。
とりあえず情報を整理すると………

まずイッセーは気の力を使う事が出来て、それを砲撃や弾幕に使うことだけでなく身体能力を高める事にも使用できる。

次にイッセーに宿っていた神器(セイクリッド・ギア)は神滅具(ロンギヌス)の赤龍帝の篭手(ブーステット・ギア)であり、気の力が使える為か150回までの倍加(Boost)は出来るけどまだ禁手(バランス・ブレイカー)には到達していない。
赤龍帝であるドライグの話だと

『そろそろ目覚める頃だとは思うが………何かきっかけさえあればな………』

との事らしい。

「とりあえず人間にしてはかなりデタラメな力だね………」

イッセーの現在ステータスを確認した私はそう呟く。
だって………人間がミニ八卦炉無しで似せたような物だけどマスパを撃てるんだよ?
それにあの部屋の中で10年も生きていた事だけでも奇跡なのにイッセーはその生活に順応してみせた。
本当にイッセーは規格外だと思う。

「でもイッセーが10年もあの部屋に閉じ込められたのはこっちのミスだからなぁ………ねぇイッセー?」

罪悪感を感じながら私はいまだに食事を続けるイッセーに声を掛ける。

「んぐ?………ゴクリッ!なんだフラン?」

するとイッセーは食事を止めて私の方を見てくれた。
だから私は罪悪感を感じながら贖罪の意味を込めて



「私………イッセーの言う事を一回だけ………私に出来る事に限るんだけどイッセーのお願いをなんでも聞こうと思うんだ………」



そう言った。
それを聞いたイッセーは驚いたような表情を浮かべてたけど………

「なんでも………いいのか?」

真剣な表情で私にそう聞いてくる。
私はイッセーが何か重要な事を言ってくるのだと思い

「うん!なんでも言ってよ!」

真剣な表情で頷いて答えた。
するとイッセーはその真剣な表情を崩さずにこう私にお願いしてきた。





「なぁフラン………胸………触らせてくれないか?」








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