スーパーロボット大戦OGs
0053話
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そう言われれば確かにそうだ。
だが、あちらの世界への転移の事を考えると出来るだけレモンにはリュケイオスに関わっていて欲しかった所だ。
「そういえばアギュイエウスは十字架状の装置だったが、リュケイオスもやはり似たような形なのか?」
「いえ、外見はアギュイエウスとは随分と違うわね。モノリス状のものが4機あって、それを四方に設置してあるわ。その4つのモノリスを総称してリュケイオスと呼んでいるのよ」
なるほど、4つのモノリスか。原作ではアギュイエウスはともかくリュケイオスはアクセル転移の時にちょっと話に出てきたくらいで形状の説明なんかは全くしていなかったからな。その事を知る事が出来たのは運が良かった。
「ねぇ、アクセル。貴男もちょっとシャワー浴びてきたら?」
「目は覚めてるんだが?」
「昨日の残り香をそのままにしておきたいなら別にいいけどね」
「……あぁ」
レモンが何を指して言っているのかを理解し、そのままシャワー室へと向かう事にする。
熱めのシャワーを浴びて、レモンの部屋へと戻るとそこには良い匂いが漂っていた。
テーブルを見ると、目玉焼きに厚めにカットされたベーコン。サラダにパンと紅茶とテンプレ的な朝食が用意されていた。
「ほら、食べましょ」
「レモン、料理出来たのか」
思わず、といった感じで口に出すと脇腹を軽く抓られる。
「このくらい、料理でもなんでも無いわよ。いいから座りなさいな」
その言葉に従い、レモンの向かいの椅子へと腰を下ろす。
「じゃ、食べましょ」
「ああ、頂かせて貰う」
目玉焼きは半熟、ベーコンは焼きすぎずにジューシーさが残っている。
朝食では定番のカリカリに焼かれたベーコンだが、俺としては噛み応えがあるこちらの方が好みだ。
と言うか、目玉焼きにしろベーコンにしろ、何で俺の好みを知ってるんだ? 話した事あったか?
「なぁ、レモン。俺の好みって話した事あったか?」
「いいえ、貴男からは聞いた事は無いわね」
「じゃあ誰から?」
「フィオナよ」
「フィオナ? 仲が悪いとばかり思ってたんだが……違うのか?」
「聞いたというよりは、自慢されたという方が正しいんでしょうね。フェル博士との手紙のやり取りでその辺の話を書いた事あったんでしょう? それを見せて貰ったフィオナが自慢してきたのよ。……慕われてるわね」
そういえば、以前フェル博士に送った手紙にその辺を書いた事があったような気がする。何せ随分と前の話だけに詳しくは覚えていないが。
「そうだな。シャドウミラーに所属する前からの仲だからな。フェル博士が亡くなり、後見人だったモントーヤ博士もアルバート・グレイの手に掛かった。あの4人の保護者役が出来そうなので残ったのはそう大して年
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