ナイトメアは悪戯に時を進める
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いつぶりかのお風呂に優越感を感じながら、イースナは疲れを癒していた。
狂三「上がりましたわね」
イースナ「ああ、良い湯であった。礼を言う」
イースナは首にタオルをかけるとムサシに聞く。
イースナ「ムサシよ、聞かせてはくれぬか?二ベルコルの事、そして今何が起きているかを」
ムサシ「聞いたらどうする?」
イースナは答えた。
イースナ「今の妾は支える者が無い、それなら、ライブジャスティスの軍門に下った方が色々と都合がいいと思い直した。
その上で妾はライブジャスティスにその身を置き、戦いたい。メガ・ネや助けてくれたお主らの為にも」
その言葉を聞いた狂三は電話を取る。
狂三「イースナさんの説得に成功しましたわ、説明の為にもこちらに、ええ、待ってますわ」
その頃 街中では……
???「〜♪」
士「澪からの指示に背く気か?海東」
ディアボロスメモリを手にする男、海東大樹は士の方に振り向く。
大樹「指示には従ってるじゃないか、あの時アイザックの手を狙撃してなければ士道君は刺し違えてただろうしね」
士はため息交じりで忠告する。
士「ディアボロスメモリは澪に預ける話だっただろう?持ち逃げするのなら……」
大樹「力づくでも、って言う魂胆かな?」
士は数秒の沈黙の後、オーロラカーテンを開く。
士「仕事だ、お前も来い」
大樹「ああ」
2人はオーロラカーテンで狂三の元へと向かった。
イースナ「こ、これは?」
ムサシの家に入って来た士と大樹、ムサシは頭を下げる。
ムサシ「お疲れ様です、士さん、大樹さん」
狂三「紹介しますわ、今回の事件の対応を指揮している。門矢士さんと海東大樹さん。何でも仮面ライダーの世界を旅しているとか」
イースナ「仮面ライダーの世界……
ッ!!」
するとイースナの脳裏にはジュダシステムにアクセスした際に見た世界の記憶が過る。あの時世界の崩壊の先で見た物の中にある事を尋ねた。
イースナ「士とやら、白いベルトとヒーローを閉じ込めたカードについて何か知らぬか?」
士「成程、どうやら旅の先で俺の記憶に干渉したのは本当だったらしい。カリオストロ、メガ・ネ、そしてイースナ。全て繋がったみたいだ」
イースナ「!!」
士はその手にイースナが記憶で見た白いベルトとカード、ディケイドライバーとライダーカードが握られていた。
イースナ「やはり」
ムサシ「どうかしたのかい?」
イースナ「旧世界での事を思い出してな、そこで見た物が事実だった。それだけじゃ」
すると大樹はイースナと顔を近付ける。
大樹「旧世界ではレイオニクスの真実を知った時もそんな顔をしてたね」
イースナ「あの時の事、知っている
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