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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
勝利の連鎖
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く飛び上がり回避する。

滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)!?こんなチビが?」
「その油断が命取りだよな」
「!!」

相手が飛び上がったタイミングで地面を蹴りその上を取る。本当は下に打ち落としたいところだけど、いまだに泣き崩れているエルザさんがいるためそれは却下。

「水竜の鉤爪!!」
「くっ!!」

蹴りを放ち相手は壁の方へと飛ばされるが空中で綺麗な宙返りを見せ地面に平然と着地。やはりこいつ、そこそこ強い。

「しかも水!!こいつを喰らえば水神竜などいらんかもな!!」

彼女たちの狙いはドラゴンを食べること。それはどうやら滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)にも適応されるらしく、狂気に満ちた表情でこちらへと向かってくる。

「これでどうじゃ!?」

素早い攻撃で俺の首もとを狙ってくる剣士。でも・・・

「おっそ」
「!!」

この間のステラ王国で戦ったあの男の方がもっと速かった。

「刃竜双破斬!!」

両腕を剣のようにして同時に振り下ろしてくる。その威力も今まで戦ってきた相手の中でも上位に入るだろう。それでも・・・

「その程度じゃ俺には当たらない」
「なっ・・・」

もっと速くて威力のある技を・・・片手で平然と打ち込んできた氷の神。それに比べたら大人と子供の差ほどある。

「刃竜裂破斬!!」

今度は下から上へのアッパーパンチにも似た攻撃。しかしそれを俺は右手に魔力を纏わせると、跳ね返すように叩きつける。

「ぐっ・・・」

その衝撃で地面に亀裂が走った。それだけで相手の魔力の高さはよくわかるが、俺の真似事の返し魔法(カウンター)でも対処できるのではやはり弱い。

「ならば!!」

それでも諦めずに攻撃を繰り出してくるその姿には感服する。彼女は腕を振るうと衝撃波でこちらへの攻撃を試みたようだ。

「刃竜覇王剣!!」

これまでの最高威力といって差し支えない攻撃。だがその攻撃は俺はすでにジャンプでいない場所を通過していく。

「は?」

相手の動きで次に来る攻撃は予測ができた。威力があるがゆえに事前動作が大きいから見分けられる・・・これがあの時天使に簡単に行動を見極められた原因なのかもな。

「こうなれば奥の手じゃ!!刃竜の裂哮!!」

そう言った彼女は咆哮を放った。しかしそれはただの咆哮ではない。四方八方を剣が飛んできたかのような跡をつけるほどの鋭い攻撃。全方向にいる敵への無差別攻撃であることはすぐにわかった。

「ならーーー」
















ウェンディside

「刃竜の裂哮!!」

シリルと対峙する女剣士さんのブレス。しかしそれは彼だけに向けられたものではありませんで
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