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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
勝利の連鎖
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したのかわからなかったようですぐに反撃しようとしていたが、突然彼女は顔を赤らめ、剣を投げ捨て胸を隠すような素振りを見せる。

「ちょ・・・ちょっと待て!!なんだこの格好は!?み・・・水着じゃないか!!」
「エルザさん?」
「??」
「さっきからずっと水着でしょ?」

突然のエルザさんの行動に意味がわからずにいる。しかし彼女は顔をトマトのようにしたまま身を小さくしている。

「よ・・・よせ・・・見るな・・・恥ずかしい・・・」
「どうしたのエルザ!?」
「なになに〜?」
「何か様子が変だわ」
「さぁて、続きをやろうか」

普段の彼女とはまるで違うその様子に違和感を覚えていた俺たち。その姿を楽しんでいるかのような女剣士がそう言うと、彼女は手を握り合わせ涙目になっている。

「た・・・助けて!!殺さないで!!」
「!!」
「はっ!?」
「エルザさん!?」
「な・・・」

今まで彼女から聞いたことがない発言が飛び出し耳を疑う。その言葉を待ち望んでいたのか、剣士は獲物を見るような目で彼女を見下ろす。

「助けてくださいキリア様であろう?」
「た・・・助けてください・・・キリア様・・・お願いします!!」
「エルザ・・・?」

何がなんだかわからずこの異様な光景をただ見ている俺たちに対し、剣士は不敵な笑みを浮かべながら説明した。

「斬ったのさ、"強さ"を」
「"強さ"を・・・斬った?」

彼女の言葉の意味がわからず頭の中がグルグルしているその間にもエルザさんは恐怖に怯えるように頭を抱えながら彼女へ許しを請おうとしている。

「ふふ、屈強な剣士もこうなってしまえば可愛いものよのぅ」
「エルザさん!!しっかりしてください!!」
「エルザさん!!」

懸命に彼女に呼び掛けるもののそれは全然届いていない。その間も女剣士は彼女の頭を優しく叩きながら強者のような振る舞いをしていた。

「おのれ・・・頭が高いんじゃないかのぅ?」

そう言うとエルザさんの頭を踏みつけ地に伏せさせる剣士。それを見た瞬間、俺たちの怒りは沸点に達した。

「エルザさん!!」
「ウェンディ!!待って!!」
「なんで!?シリ・・・」

ドラゴンフォースを解放して戦いに出ようとしたウェンディを制止する。やる気を削がれた形になった彼女は不満そうにこちらを見ていたが、すぐに俺の顔を見てその感情を抑えてくれた。

「ここは俺が出る」

ドラゴンフォースを解放している俺を見て言葉を失っている少女。たぶん今の俺は怒りが頂点に上りすぎてすごい顔をしてるんだと思うけど、そんなことは気にしていられない。

「水竜の・・・」

身体に水を纏わせ地面を蹴る。そのまま回転を加えながら突進を試みるが、敵はそれに気が付いたらし
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