暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth29偽神と共に夢想は墜ち、彼と彼女の別離が始まった〜FinalE〜
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ら「オーディン先生と同じ・・・!」色は黒ではなく白ですが、デザインが全く同じの長衣へ。背部からは、美しい羽が20枚と放射状に生み出され、テウタを床より少しばかり浮かせていました。

「エテメンアンキ。自立モードに移行」

テウタがそう告げると『了解』どこからともなく聞こえてくる返答。そしてまた放たれる砲撃カレドヴルフ。オーディン先生を信じ、私はひたすらにテウタを見据える。

「聖王家の王女オリヴィエ・ゼーゲブレヒト。この戦の果てに再誕する新世界の神として、まずは貴女から罰してあげましょう!」


VS?―?―?―?―?―?―?―?―?
其は新世界を呼び起こす創世神テウタ
?―?―?―?―?―?―?―?―?VS


――神の覇道――

「はああああああッ!」

「っ!?」

超高速の突進。横っ飛びしてほぼ紙一重での回避。すぐさま転身。通り過ぎて行ったテウタへ向き直る。彼女は羽を翻しながら転身し、再度突進して来ました。高く跳躍してやり過ごしたのですが、いつの間にか宙には私の身長と同じくらいの火炎弾が10基と待機していた。

「さぁ行きますよぉッ」

――神の火弾――

全周囲に待機していた火炎弾が断続的に放たれて来ますが、四肢に魔力を纏わせて1発残らず拳打と蹴打で迎撃する。その間にテウタは銀色の魔力剣を携えて、床に降り立ったばかりの私へと突進して来ました。

「ふ・・・っ!」

――神の光剣――

薙ぎ払われる魔力剣を後転跳びで避け、着地したと同時に突進、テウタの顔面に拳打を一発打ち込む。彼女は「ぅぐ」と苦悶の声を漏らしました。打撃力強化しただけの拳打でも十分に通用するのですね。ですが、「休んでいる暇はありませんよぉ? 何故なら――」彼女が殴られた個所を手でなぞると、一瞬で腫れが消えてしまいました。

「すぐに再生しますからねぇッ!」

――神の雷嵐――

足元に銀の魔法陣が展開された事で、私は考える間もなくその場より離脱。直後に放電する竜巻が発生。こちらにまで伸びてくる雷撃をかわし、

「破ッ!」

――驚浪雷奔――

魔力衝撃波を放つ。彼女はくるくると踊るように回りながら射線上より離れ回避。再び魔力剣を携えた彼女は私に接近しながら、何を思ったのか魔力剣の長さでは届かない距離だと言うのに、「えいっ!」と振るってきました。
私の前方、2m先の空を切り、でも何も起きない。ただの空振り?かと思えば、振り戻された魔力剣が私を攻撃範囲に捉えるほど伸びていました。大きくしゃがみ込んで避け、

――電光石火――

短距離限定ですが高速移動が出来る魔導・電光石火でテウタの右隣へ移動。したと同時に、「せいっ!」跳び回し蹴りを繰り出す。蹴打は魔力剣で受け止められましたが、そのまま魔力
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