暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
出会えば死!?最後の四天王ゼブラとメロウコーラ
第109話 食の時代の負の一面!?地獄の監獄ハニープリズン!
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だ。


「な、なんなのあの怪獣は!?」
「あれは『処刑獣』、このハニープリズンで飼っている猛獣達です。大抵の囚人はこの光景を見て脱獄を諦めますがね」
「無理もねぇ、あの首の長い恐竜みたいな奴はグローサウルス、捕獲レベル57の猛獣だ。そんなレベルの奴を手懐けるとはな」
「すべてここの責任者であるラブ所長が手懐けた猛獣です。あの方がいて初めてここは世界でも名高い監獄となるのです」


 あんな強い猛獣達を手懐けるとはそのラブ所長っていう人物は相当な強者だな。


「変わりはないか?チェパリー」
「ええ、副所長。囚人が20人ほど攻撃を受けたようですが今は大人しくしていますよ」
「そうか、ゼブラは」
「ゼブラも機嫌が良いのか相当大人しいですね。寧ろ所長の方が……」
「そうか……」


 受付のこれまた怖そうな顔をした人物と話すオーバンさん、話の内容的にここの署長さんは今機嫌が悪いみたいだな。


「オーバンさん、そのラブ所長って人は何故機嫌が悪いんですか?」
「実は所長は会長に説得された今でもゼブラの出所には反対されていまして……」
「そうですか、まあゼブラ兄のやったことを考えたら当然ですよね」
「……」


 親父が説得して漸く出す許可を出したみたいだからな、その署長さんの気持ちも分からなくもないが俺達の目的の為二もゼブラ兄を出さないといけないからな。


 ただどうしてオーバンさんは苦い顔をしたんだ?


「ねえイッセー、そのゼブラって人は一体何をしてここに入れられたの?」


 近くにいたリアスさんがゼブラ兄がハニープリズンに入れられた経緯を聞いてきた。


「そうだな、簡単に言うと食べ過ぎたからなんだ」
「食べ過ぎた?食材を……って事?もしかしてとても貴重な食材を独り占めしていたとか?」
「それくらいならまだ可愛いんだけどな、ゼブラ兄は……」
「食べさせてくれぇぇぇぇぇっ!」
「なんだ?」


 急に叫び声が聞こえたので話を中断する、そして前を見てみると広い空間があり囚人服を着た人間たちが食事をしているのが見えた。


「オーバンさん、あれは囚人たちですか?」
「ええ、彼らは巷で食を貪りつくした重罪人たちです、彼らには『奪食のフルコース』を受けてもらっています」
「奪食……?」


 リアスさんが彼らは囚人なのかと聞くとオーバンさんは頷き奪食のフルコースという言葉を話した。それを聞いた小猫ちゃんが首を傾げる。


「このグルメ時代において最も幸せなのはなんでしょうか?」
「それは美味しい物を食べる事だな」
「その通りです。では反対に不幸なのは?」
「それは……美味しい物を食べられない事?」
「ええ、食を奪う……それこそが奪食のフルコー
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