暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
出会えば死!?最後の四天王ゼブラとメロウコーラ
第109話 食の時代の負の一面!?地獄の監獄ハニープリズン!
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11月までの『霧季』―――1メートル先の視界もきかないほどの濃霧が漂う『ミストシーズン』って呼ばれてるんだ。この濃霧は猛毒で1呼吸で呼吸困難になって2呼吸で意識障害に、3呼吸で心停止になるほど強力だし」
「しかも濃霧は引火する、調べたことはないが悪魔もイチコロだろうな」
「ううっ、その時期には絶対に近づきたくないわね……」
俺の捕捉にリアスさんは顔を青くしてそう呟く。俺もその時期に死季の森には近づきたくないな。
「次に12月から2月までは『凍季』―――マイナス200度のブリザードがすべてを凍らせる『フリーズシーズン』、この猛吹雪は三か月は決してやまないんだって」
「僕達もアイスヘルという極寒地獄を味わったけど死季の森も相当だね……」
かつて体験した極寒地獄を思い出して祐斗は額に汗を流していた。祐斗からしてもアイスヘルはかなり苦い思い出があるだろうからな。
「そして3月から5月までが『獣季』―――数百万頭の凶暴な猛獣が目覚める『モンスターシーズン』、平均捕獲レベル60の猛獣がそこらかしこを埋め尽くす姿はまさに地獄らしいよ」
「捕獲レベル60ですかぁ!?しかもそれが数百万頭も……この世の地獄ですぅ!」
その想像をしたのかギャスパーは泣きながら俺の背中によじ登ってきた。捕獲レベル60の猛獣がそんなにもいたら俺でも顔を青くするな。
「最後に現在、6月から8月は『溶季』―――一面に溶岩が吹き出す『マグマシーズン』、地上の気温も70度を超えて空気の熱だけで皮膚が火傷を起こすらしいわ」
「なるほど、こんな危険地帯に刑務所があるならそりゃ脱出は不可能だな」
アザゼル先生は俺の言葉の意味が分かったように頷いた。まあそれだけじゃないんだけどな。
「ハニープリズンはこの森の先にある、この後は砂漠に向かうし熱さに慣れるなら丁度いいんじゃないか?」
「熱さと暑さじゃ違うでしょ……まあ四の五の言っていても仕方ないし行きましょうか……」
俺の言葉にリアスさんがげんなりした様子でそう言うが先に進まなければゼブラ兄には会えないので渋々歩き始めた。
『おいイッセー、俺に会いに来て手ぶらとは舐めてんのか?』
「っ!?」
俺は急に耳に響くように聞こえたゼブラ兄の声に思わず足を止めてしまった。
「イッセー先輩、どうしたんですか?」
「なにかあったんですか?」
隣にいた小猫ちゃんとアーシアが心配そうな顔で俺を見ていた。皆には聞こえていないのか、そうなると……
「おい、ゼブラ兄!聞こえているのか!?今からそっちに会いに行くからな!ちゃんと食料も持っていくから楽しみにしておけよな!」
俺は全力でそう叫んだ。この様子じゃゼブラ兄
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