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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
出会えば死!?最後の四天王ゼブラとメロウコーラ
第109話 食の時代の負の一面!?地獄の監獄ハニープリズン!
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「この調子なら直ぐに完全なセンチュリースープが出来るんじゃないか?」
「いえ、寧ろここからが本番ですね。今までは食材を合わせてあの味に近づけていましたが今度は必要のない食材を省いていかないといけません」
「そうか、ここからが大変だよな……」


 俺は思わず楽観的な事を言ってしまったが小猫ちゃんは首を横に振った。スープっていうのは唯食材を煮込むだけのように思えるが実は相当手間がかかる料理だ。しかもセンチュリースープともなればかなりの難易度になるだろう。


「でも私、必ず完全なセンチュリースープを作って見せますから!」


 小猫ちゃんは決して諦めないという強い決意を込めた目で俺にそう言った。


「……ああ、君なら出来るさ」


 俺は本当に運が良いと思う、まだ名も売れていない時に小猫ちゃんをコンビにできたのだから。


 この子の才能は本物だ、今に世界中が注目する事になるだろう。そうなれば俺なんかよりも遥かに有名になるはずだ。


 そして名が売れればそれを利用しようとする輩も現れるのが世の筋だ。


(もっと強くならねえとな、この子を守れるくらいにもっとだ……)


 まだ作業をするという小猫ちゃんと別れた俺はそんな事を考えていた。すると森の奥から何かを振るう音が聞こえて足を止める。


「なんだ?」


 明らかに獣が出すような音じゃない、少なくともこの辺りに生息している猛獣ではこんな音は出せない。


 気になった俺は森の奥に向かうとそこにはゼノヴィアがいてデュランダルを振っている姿が見えた。


「ゼノヴィア、何をしてるんだ。休めって言っただろう?」
「イッセーか。すまないな、休めと言われていてこんな事をしていて……ただジッとしてられなかったんだ。このデュランダルの輝きを見ていたらな」


 ゼノヴィアはそう言うとデュランダルを上に掲げる。その輝きは今まで以上のものだった。


「確かルキに研いでもらったんだよな、凄い輝きだ」
「ああ、ルキ殿の腕はやはり素晴らしい物だ。デュランダルも喜んでるよ」


 デュランダルはルキに研いでもらったことにより切れ味が数段増したらしい。


「でもどうしてデュランダルは最初ルキに触らせなかったんだ?」
「元々聖剣は資格が無ければ触れる事も出来ない、ルキ殿にはその資格があったのだろう。だがデュランダルは気難しい奴だからな、恐らく自信の無かったルキ殿が気に入らなかったのだろう」
「なるほど、剣の癖に結構頑固な奴なんだな」


 ゼノヴィアの説明に俺は呆れた視線をデュランダルに向けた。まあ研いでもらうなら腕だけでなく自信も持った超一流が良いって気持ちは分からなくもないが……


「だが
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