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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
出会えば死!?最後の四天王ゼブラとメロウコーラ
第109話 食の時代の負の一面!?地獄の監獄ハニープリズン!
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side:イッセー

 
 メルクに小猫ちゃんの包丁作りを任せた俺達は次の目的地であるハニープリズンに向かうことにしたのだが、流石に手ぶらだとゼブラ兄がキレるかもしれないので手土産の食材を集めている所だ。


「これだけ集まればまあいいだろう」
「こ、こんなに食べる人なの?ゼブラって人は……」


 俺は3日かけて皆と集めた食材の山を見て満足そうに頷くが隣にいるリアスさんが驚いた様子を見せる。


「ゼブラ兄は俺に負けず劣らずの大食いだからな、しかもここ数年は会っていないけど間違いなく強くなってるだろうからそれに比例して食事の量も増えているはずだ。正直これでも足りるかなって思ってるよ」
「凄い人なのね、ゼブラって人は……」
「でもイッセー、わたくし達はゼブラさんの事はちゃんと聞いたことがありませんわ。どのような方ですの?」


 俺がゼブラ兄は大食いだというとリアスさんはそう呟く。それに続けて朱乃がゼブラ兄の事を詳しく聞いてきた事が無いと言い俺にゼブラ兄がどんな人物か尋ねてきた。


「そうだな、一言で言うなら制御できない滅茶苦茶沸点の低い猛獣だな」
「も、猛獣ですの?」
「ああそうだ。これ以上は何も言えないから自分の目で確かめてくれ」
「どうしてだい?」
「ゼブラ兄は影口をされるのをもっとも嫌うから俺が皆に自分がいないところで余計な事を言ってたって知られたらマジでキレるだろうしな」
「うぅ……僕、なんだか会うのが怖くなってきましたぁ」


 朱乃に軽く特徴を言うと彼女は目を丸くして呟いた。俺は頷きつつもそれ以上は話さないというと祐斗が何故と聞いてきたので理由を話した。それを聞いたギャスパーは涙目になってゼブラ兄と会うのを怖がってしまった。


「まあ流石に出会った瞬間に殺しにはかかってこないさ、堂々としていればいい。その方がゼブラ兄は好感を持つだろう、多分」
「その多分が怖いんですけど……」


 俺の励ましに小猫ちゃんは苦笑しながらそう答えた。


 その後俺達は小猫ちゃんの食堂で夕食をとって各自休息を取っている。明日の朝出発だから本当はもう寝ないといけないんだけど俺は小猫ちゃんと一緒に食堂に残っていた。


「……うん、美味い!たった3日でここまで味を深めさせれるなんて小猫ちゃんは天才だな!」
「そ、そんなに褒められたら照れてしまいますよ」


 俺は小猫ちゃんの作っている未完成センチュリースープを飲んで笑みを浮かべた。前に飲んだモノより味が深まってるな!


「体感で50%は近づけたと思います」
「凄いな、この短期間でもう半分にまで行けたのか」


 メルク包丁を扱えるように修行したからかさらに速いペースでスープが完成に向かっているみたいだ。

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