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仮面ライダー龍騎 夢に向かえ
第十七章
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すね」
 そう呟いて笑っていた。彼は窓に何かを見ていた。
「最初の大きな戦いが」
 そう言って姿を消した。後には何も残ってはいなかった。
 城戸と秋山は異空間を進む。同じ種類のバイクに乗って。
「この先にあるのが」
「戦いなら俺は戦うだけだ」
 二人は心の中で呟き戦場に向かう。そこに何があろうとも。
 光が見える。そこに飛び出る。
 出て来た先は今まさにはじまろうとしている戦いの場であった。彼等は今そこで無数の敵を前にしていた。
 しかし怯んではいなかった。今武器を手に立ち向かう。
 彼等の戦いははじまった。しかしその本当の相手はまだ知らないのであった。



仮面ライダー龍騎 夢に向かえ   完



                          2007・1・26

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