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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第22話 ウォール・ローゼ攻防戦@ 〜襲撃〜
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よ」
そう言うアニの眼は、何かケツイを固めたような意志を感じさせた。
間違いなく重要な事だと感じた俺はすぐに返す。
「あぁ、帰ってきたとき、な。
それじゃあ、俺は行ってくる」
「あぁ、行ってきな」
その言葉を聞いて、俺はストヘス区本部に向かう。
そんな俺を、アニはじっと見つめていた。
―――
――
―
補給班の駐屯地にて、補給を済ませる。
換装用の刃、ガスを馬に積ませられる程度に確保し、念のため予備の立体機動装置も積んでおく。
…ん?お前には『七色之魂セブンスソウル』があるから立体機動装置の予備は必要ないだろって?
馬鹿いえ、誰が俺の予備だといった。
戦闘中立体機動装置が壊れた他の兵士用に決まってるだろう。
戦場じゃあ何が起きるか分からないからな。
立体機動装置の予備を持っていくことに意味ができちまうかもしれない。
そう考えながら、近くに呼び寄せた自分の馬に資材を積んでいく。
…いや、念のため携帯食と水を持っていくか。
ふとした考えを元にそれらも積んでいく。
そして、漸く積み終わり出発しようとしたその時、
「おい!調査兵団共!」
苛立ちを隠せない様子の憲兵に絡まれた。
「テメェらのせいでこの町は滅茶苦茶だ!
この責任、どうとるつもりだ!」
「どうもなにも、それは今ここに居る我々が決めることではない。
聞く相手を間違えているぞ」
憲兵の言葉に補給班の班長が冷静に返す。
だが、憲兵は聞く耳を持たなかった。
「うるせぇ!そんな事はどうでもいい!
テメェらが、ここに居るテメェら自身がどう責任を取るかを聞いてんだよ!」
荒々しい口調で言う憲兵。
今ここに居る俺たちがどう責任を取るか、か…。
…俺には任務があるから何とも言えないが、他の補給班の兵士たちはどう答えるのだろうか。
「…つまり、君は我々が行った残虐非道な行為に対して今この場に居る我々自身がどう責任を取るかについて聞いているのだね?」
「あ、あぁ!その通りだ!さっさと答えやが―――」
「ならば、我々はすでにその責任を果たす為に行動している」
「…は…?」
「住民の治療を行っている医療班への医療品の補充、運搬。
住民の探索、救助を行っている偵察班への人員派遣。
そして…、君たち憲兵への補給物資の提供。
これだけの事をやって、我々は我々なりに責任を果たしている。
さて、質問には答えた。こちらも忙しいのだから、邪魔をしないでくれたまえよ」
そういって、補給班の班長は憲兵を黙らせる。
黙らされた張本人である憲兵は、班長のその声の圧に恐怖したのか、そそくさと去っていった。
…あの憲兵は、何をし
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