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やはり俺がink!な彼?と転生するのは間違っているのだろうか
パラディ島編 第4話 シガンシナ区進行A
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向かう。
 道中は運が良かったのか巨人に出くわすことなく、お目当ての馬小屋を見つけた。

「よし、あった!」

「馬は…5頭はいるな…」

「なら…一緒に乗るか。駐屯兵団の人たちも使う可能性があるし」

「お、おう。そうだな…」

 …俺、馬って乗れるかしら…。

「大丈夫、安心しな。私が運転する。
 …運転って言い方が合っているのかどうか分からないが」

 俺が不安を募らせている事を悟ったのか、ヒョウが俺に自身有り気に言う。

「…できるのか?」

「多少は知ってる。
 前世のほうで一応乗馬経験があるからな!」

「おお!」

 初めて知ったぞ、そんなこと。

「初めて言ったからな。そりゃしらねぇよ。
 寧ろ知ってたら怖いわ」

「心を読むんじゃねぇ、心を」

 そんな風に恐怖や不安を紛らわせながら馬に乗る。

「皆、手を貸してくれてありがとう。
 またよぶ時はよろしく」

「「「「ああ(アア)(うん)、またな(ね!)」」」」

 ヒョウがそうAUサンズ達に言うと、まるで元からその存在がなかったかのように4人?が消え去った。

「…よし、急ごう」

「うん、行けーッ!」

 そうやって、俺たちは馬を走らせこの場をあとにした。

(つい今日壁が破壊されるなんて…心の中ではどこか大丈夫だと楽観視していたんだろうか…。いや、楽観視していたからこそ動揺し、動けなかったんだろうな…。
今日、この日だけでどれだけの人間が死んだんだ?どれだけの命が魂と化したんだ?分からない…分からないが…その命だけは無下にしたくない…!その魂を…理不尽に奪われた命を…無かった事にだけはしたくない!
だから…抗ってやる。相手がいかに理不尽であろうと…己の足が恐怖で震えようと…その歩みを止めてたまるか…!)



《確認しました。条件を満たしました。ユニークスキル『勇気アユムイシ』を獲得…成功しました。続いて、ユニークスキル『不屈オレヌココロ』を獲得…成功しました。》




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